想像力のある選手②

ビル・ラッセルさんの話続編です。

コーチから認められなくて、その後開花した例、まだありますね。

そう、イチロー選手です。オリックス入団後は2軍で故扇監督が監督になって、打撃コーチが変わるまではずっとバッティング・フォームの改造を指示されていた。

実は言われた通り、直してみたそうなんですね。最初は。ところがやはり我流の方が結果が出る。だから貫いた。「おれの言う通りやらないなら1軍に絶対あげないぞ!」と脅されても、「じゃあいいです」と断って、自分のスタイルを貫いたというんですね。

辛かったのかな、と思います。実績もまだ無く高校出てすぐの2軍選手ですから、プロのコーチの指示に背くっていうのは相当の信念と勇気が無いとできないことですよね。きっとすごく葛藤があったのだと思うんですね。

こういう時にスタイルを変えてダメになった選手っているんじゃないでしょうか?

有名にならないから、絶対に話に出てきませんが、もともと自分で考えて伸びる力があったのに、指導者の一言で変わってしまう例。。。

指導者の立場からみれば、よくわかるんです。誰も選手の自由や能力を奪いたいとは思って教える人なんて絶対にいない。必死に勉強してコーチとして自分が信じていることがあるのだから、それを選手に伝えているだけだと思うんです。

でも、です。

いつも自分が思っている常識が、「本当」とか「真実」かどうか疑問視する必要はあるのかな、と。ただ有名コーチが言っていたから、とか本に書いてあったから、では大きな間違いを犯す可能性がありますよね。

アメリカの大学で1年生の時から卒論の時までPaperを書く時にしつこく習ったのは、「Critical Thinking(論理的批判思考)」でした。

いつでも聞いた情報をうのみにせずに自分の頭でしっかりと考え、吸収せよ、という教えです。

コーチングでも重要なことなのだと、改めて思いました。

この記事を書いた人

東頭 俊典

東頭 俊典

バスケットボールコーチ。 北海道出身。
現在はアースフレンズ東京Zヘッドコーチ