ゾーン・ディフェンスについて

みなさん、こんにちは。

今回は前回の続きです。

かな〜り前のことになりますが、2003年にアメリカにコーチ留学をした際、当時ロングビーチ・ジャムでプレイしていた、田臥選手の試合を見たことがありました。2試合くらい見て、練習も見学させてもらったのですが、その時に感じたことを今でも覚えています。

ご存知の通り、田臥選手は能代工業の出身で当時の能代工業は2−2−1から2−3という伝家の宝刀のシステムで、とにかくアップテンポなバスケットを徹底的に追求するチームでした。

よく、「ゾーンをしっかり教わっていない選手はマンツーが出来ない」などということをよく耳にします。

でも、その試合で見たのは、2−2−1のプレスディフェンス(たしか)をのびのびとプレイしてスティールを量産する田臥選手の姿でした。

あのスティールは高校時代の田臥選手そのもので、逆に「あれは能代に行ってなかったら身に付いていないのではないか」と思ったものです。そのスティールの技術が無かったら、ロングビーチ・ジャムでもポジション争いに支障があったかも知れない。

こういうのはその人が持っている運なのか、生まれついた星のせいなのか、よくわかりませんが、縁、ってあると思うんです。

よくアメリカで「You have to be at the right place at the right time」という言葉を耳にします。意訳すると「チームに合格するためには自分にあったコーチに正しいタイミングで出会わなければならない」という意味です。

一概に、これはだめ、これは良い、ではなく、選手本人のがんばりもあるし、運もある。

クリニックや指導の際、よく口にするのですが、「答えは一つじゃない」。

これってバスケットでも人生でも言えることだと思うんです。

だから、面白いのかな、と。

ふとそんなことを思ってしまいました。

この記事を書いた人

東頭 俊典

東頭 俊典

バスケットボールコーチ。 北海道出身。
現在はアースフレンズ東京Zヘッドコーチ