資産

みなさん、こんにちは。

最近、「自己投資」やら「資産」やら、すっかりビジネス用語(ですらないですが、我々バスケットコーチからするとやや縁遠い感じがする言葉達(笑))ならべているだけの東頭です。

でも、どんどん流行って来ている「もしドラ」では無いですが、ドラッガーとか、そういう哲学って、バスケットボールのチームの運営にも、コーチングにも絶対活かせるし、まして、自己啓発って考えると絶対必要ですよね。

ず~っと前に呼んだ勝間和代さんの本に、「4大資産」って考え方がありました。

確か、「お金」、「時間」、「人脈」、「情報」の4つだった気がします。

だから、時にはお金をかけても、「情報」を得たり、「時間」を得たりすることも大切。

2004年にアメリカにコーチ留学したんですが、一番はそこで出会ったアシスタントコーチがどれだけ働いているか、という本場の厳しさを隣で観ることが出来たことだった気がするんです。

JBLの三菱を辞めたばかりで、日立に入る前でしたが、そこで出会ったコーチ達の仕事量が、結局のちに日立に入った時、今は代表で活動する時の「指針」とか「標準」になっているし、あれが無ければ、もっともっと甘えが強かった気がするんです。

プライベートも何もなく、とにかくひたすらビデオ観て、翌年のリクルートに電話して近況確認して、他のコーチに報告して、夜中遅くまで働いて次の日は朝から、選手よりも元気にワークアウトを指導している。。。文句も言わず(ちょっと言っていたかな(笑))、とにかくもの凄い人達でした。今でも、この人達にもう一度会うことがあったら、恥ずかしくないように、胸を張って「あれから頑張ってきました」って言えるようにしようって、環境や内容は違うかも知れないけれど、労働量だけは「同じくらい働いてきたよ」って言えるようにしたいって、頑張ってきましたし、今でもそう思っています。

あの経験には当時のほぼ全財産を注ぎ込んだけれど、でも、10年経とうとする今でも生きていることを考えたら、あの時出来た「人脈」や得た「情報」って、とてつもない「資産」なんだなあ、って思えます。そういった経験や「情報」をもっていたからこそ頑張ってこれたし、それが次の扉を開いてくれた訳で、そうやってどんどん情報が情報を生んでいく、正の循環、相乗効果のスパイラルが出来て行くのかなあ、って。そんな気がふとしました。

そのコーチ留学中に出会った日本人のコーチとも今も付き合いがあって、いろいろ教えてもらったり、二人で徹夜で勉強会開いたり(ただしゃべっているだけなんですが(笑))、そんな人脈も得ることが出来ましたし。。。

こうやって尊敬出来る人との出会いがあったり、そういう人に囲まれているってすごく幸せなことです。感謝しなくちゃ!