Critical Thinking③

みなさん、こんにちは。

いつもありがとうございます。

今日は批判的思考法第3弾。

でもちょっと違う切り口から。

いつも書いている「Always Learn From the Best」って話なんですが、その業界のベストから学ぶと、結構自分が勝手に思っている「前提」が変わってくることってあります。

”日本一のチームってこんだけ練習やっているに違いない!”とか勝手に決め付けていたり、”アメリカのトップチームはこうに違いない!”みたいな。

外資の会社でバリバリ働いているエリートサラリーマンは、毎日始発、終電帰りで、それこそ、頭がコンピューターみたくなっていて、寝る暇も無いだろう!みたいな、勝手な思い込みってありますよね?(え、無い?)

でも、実際会ってみたり、自分の目で観てみると、そういった思い込みって結構覆されることがあります。だからこそ、Always Learn From the Best、ってこと大事なんだなあって。

今から8年も前の話になりますが、アメリカにコーチ留学をした時の話です。

友人の好意で、昔から憧れていたデューク大学の練習を観ることが出来ました。アシスタントコーチのMike Schrage(現スタンフォード大学AC)にいろいろ教えてもらいながら、シーズン真っ最中の1月の2週間を過ごさせてもらいました。

その時、感じたのが、”コーチKって雲の上の存在じゃない”ってことだったんです。

語弊があるといけないので、きちんと読んで下さいね(笑)。

それまでは、デューク大学とか、コーチKとかって、本当にTVでしか観れない存在で、遠い遠い雲の上の人のようなイメージでした。大学時代はコーチの神様ボビー・ナイトの下で学び、コーチとしても、こうやって大活躍している。なんか、こう生まれた時から、差がついているというか、環境自体が全く違う!そんな感じを持っていたんですね。

でも。。。実際に彼があの歳であれだけの成功を収めてなお、ビッグゲームが終わった直後に「これから、明後日の試合のために、徹夜でスカウティングだよ。難しいゲームが続くから大変なんだ」と話してくれたり、元チームメイトなどに彼の人間性などを聴いてみると、「環境が違うとか、教わったコーチが違うとか、そんなので、自分よりこの人は優れているなんて、言い方したら、この人の頑張りに失礼だ」って思ったんです。

たぶん、自分と同じ日本に生まれて、同じ環境にいても、この人は絶対に成功したな、って。

そう感じたんですね。別にデュークのコーチになったり、USAのコーチになったから成功って意味ではなく、少なくとも今の自分よりは、絶対に遠くまで行ける人だなあ、ってそう感じたんですね。

だから、”雲の上の存在”っていうよりは、”バスケットボールに本当に人生をかけて、本気で全身全霊で取り組んでいる先輩”って感じがしたんです。

雲の上なんですが、単に”雲の上”で片付けてはいけない、というか。

これだけの成功を成し遂げている人が、これだけ環境の整った環境でこれだけ努力しているなら、自分はもっともっともっともっとやらなくては、と。逆に「自分はバスケットのコーチになるためにこれだけの犠牲と努力が出来るんだろうか?」って、自問自答しちゃったくらい、コーチKしかり、それを取り巻くアシスタントコーチ陣しかり、みんなが本当に努力していました。

たくさんのディビジョンIの大学を回らせてもらいましたが、やっぱりデュークのコーチングスタッフの仕事量は群を抜いていましたし、だから強いんだな、って。単純に、一番努力しているから、一番強いんだなあって、思い知らされたんです。

”雲の上”とか、”環境が。。。”とか言う前にやれること、今目の前のこと、もっともっとやろうって、誰よりも頑張らなきゃって、そう思えた経験でした。。。

なんか、成功する人は実力だけでなく、運や環境も味方になっているってどっかで思いこんでいたのですが、本当は逆なんだと。

本当に努力して、苦しんでいるからこそ、運や環境がついて回ってくるんだってっていう風に実感出来たんです。

長くなりましたが、そんな感じで、結構”思いこみ”や”前提”、壊されてきた人生です。

これからもどんどんどんどん壊して、頭を柔らかくしていきたいです。

この記事を書いた人

東頭 俊典

東頭 俊典

バスケットボールコーチ。 北海道出身。
現在はアースフレンズ東京Zヘッドコーチ