本質を伝える、ということ①

みなさん、こんにちは。

最近、すっかり更新が滞ってしまっている東頭です。

シーズン中なので勘弁して下さいね。

さて、今日は。。。

ず〜っと遡って、アメリカにコーチ留学した時の話です。

何校かの有名な大学や高校を転々とわたらせてもらって、2週間ずつくらいシーズンのど真ん中、一番忙しい時期にチームに帯同させてもらったんですが、ふとこないだある日本のチームの練習見学をしていて思い出したので。。。

最初に行ったチームは白人主体の体の大きく当たりの強いチームでした。

そこのコーチはそれこそ足の角度、もらい方、間合い、全て事細かに指導されていました。

アシスタントコーチも総動員して、一ポゼッションずつ、「○○!こことこことここが出来てない!!!」みたいな、ダメだし天国です。一回のオフェンスが終わると、ディフェンス、オフェンスおかまい無しに全てのミスが名指しで指摘されるんです。(各コーチの担当が決まっていて、ポジション別に選手をおいかけていたり、仕事ごと(例えばリバウンドにいく、とかそういう部分)においかけていたりしているんです)

「マイク!ウィングでボールもらった時にキャッチ&フェイスしていなかった!!!!」

「ジョン!もらい足のつま先がリングに向いていなかった!!!!」

これが全部で8人分くらい、一回のオフェンスが終わった瞬間、コーチ陣がぶわ〜!!!!!っと注意して激を飛ばす。。。

ものすごいなあ、って。

試合中もスカウティングが完璧で、コーチ陣が誰よりも動いて、全ての動きに指示を出している。。。

「マーク!次はダウンスクリーンが来るぞ!アウトサイドヒップチェイスでついていって、間合いを2歩に詰めろ!」という指示がそれこそアシスタントコーチが分担して、3人くらいの選手に同時に飛んでいる。。。

コーチ陣の仕事量も凄かったし、もうまるで一緒にプレイしているようなテンションなんです。

これはすごいな、と。

今でもこういったコーチ達の熱さや仕事量が自分の比較対象でもあるんですね。。。

言うからにはこちらもそれなりに頑張らなければならないし、そういう想いって伝わるような気がします。

「徹底的な仕事量や努力に裏打ちされたコーチング」とでも言うのでしょうか。