“OLD SCHOOL”③

みなさん、こんにちは。

2日はさんじゃいましたが、OLD SCHOOLシリーズ第3弾。。。

昔こんな本を読んだことがあります。

2004年に出版された故Red Auerbachコーチ(ボストンで9つ(?)のチャンピオンシップリングを取ったコーチ)の「Let Me Tell You a Story」。

「今のヨーロッパのバスケットは自分(Auerbach)が1960年代に書いた本を観て勉強したコーチ達が確立した」、というようなことが書かれています。

彼の性格上、強気に発言している部分もあるかも知れませんが、私はこれはある程度は本当だと思うんです。

故吉井四郎先生が故Pete Newellコーチから学んだように、トップのコーチって必ずアメリカのトップから学びを受けているのではないか、と。

アルゼンチンを強くしたコーチも確かテンプル大学(東野さんに確認しよう)に留学していた、という話を聞いたことがありますし、「古い」とか「新しい」ではなく、「本物」を学ぶことが大切なのかな、と。

その上にきっと今のバスケットの「流行の戦術」とかが乗ってくるのかな、と。。。

2006年にようやく出版されて日の目をみた故John WoodenコーチのUCLA OFFENSE(それ以前に発売された「They Call Me Coach」は出版当初、まだWoodenコーチが現役のコーチだったこともあり、コーチング哲学とファンダメンタルしかあえて書かなかったとWoodenコーチ自身が後に語っていました)だって、すごく洗練されていて今でも充分活用出来るものだと自分は思うし、我々がよく知っている「UCLAカット」だって、このオフェンスの第一オプションですら無いってことを知っているコーチは少ないと思うんです。

スペーシングの原理から見ると、すごく理にかなったレベルの高いオフェンスで「古い」どころか、「すごい」としか言えない。。。

トライアングルオフェンスやプリンストンオフェンスだって、結局は昔のOLD SCHOOLのバスケットな訳で「古い」=「使えない」というのは完全な間違いだと自分は思うんです。

むしろそこにこそ、バスケットボールの原点とか、一番大切な物が凝縮されているのかなあ、と。。。

興味が湧いてきた方はぜひ、一度”OLD SCHOOL”も勉強してみて下さい!!!

楽しくなると思います!!!

(*上記2冊とも英語の本なので、ご注意願います!)