モーションオフェンスとコーチ理論

みなさん、こんにちは。

バタバタしててちょっと更新滞ってしまいました。すみません。。。

先週の土曜日、日曜日と鳥取県でリフレッシュ講習会をしてきました。

土曜日に座学とペイントのアタックスキルを、日曜日には1対1のスキルからモーションオフェンスを取り上げました。

座学は2年前(3年前?)にスポーツ指導者支援協会さんでやらせて頂いた講演からするとだいぶ伝え方が変わってきた気がします。

以前は少しでも多く理論を、と思っていました。あとは持って帰っていく受講生次第だと。。。

最近はより具体的な指導法や失敗例など交えたり、如何にたくさんの理論が複雑に重なりあっているか、みたいな話を多くしている気がします。

座学は年に数回行いますが、毎回進化している気がします。頂く質問などで成長させてもらっている感じです。

ペイントのアタックスキルはここ数年エンデバーなどで発信されているウィスマンコーチのステップに、ガード用のスキルを足したりしたもので、短身者にもペイント内での選択肢を多くするように心がけたものを。

モーションオフェンスはそれこそいろいろなコーチから学んだものを要素分解して、自分で再構築したもので、中、高生向けだったので、「原理・原則」にのっとったシンプルなものです。こちらも毎回毎回新しい気付きをもらっています。

モーションの指導って、バスケットの戦術やセオリーだけではなく、そもそもの指導方法や声がけの仕方も変えないといけないものだと自分は思うんですね。

選手に任せる部分が多くなるので、選手の気持ちになって話が出来なければならないし、選手の意図を瞬時に読めるようにもならないといけない。なぜそのプレイを選択したのか、そのメリットは何か、そしてデメリットは何か。他にどんな選択肢があったのか、そしてその選択肢はどれだけメリットが多いのか。そんなことを瞬時に説明出来なければいけない。その分、意思疎通が出来るようになれば、選手の名前を読んで目を合わせるだけでお互いの意図が確認出来ることもあるし、指差しと口ぱくだけで、伝えたいことが伝わることもある。。。

本当に教えるの楽しいオフェンスです。

辛抱は必要ですが。。。

今回の講習会では、やっぱり伝えることの重要性を再確認しました。

座学ももう一回考え直してみようかな、と。

今までは理論から入っていましたが、そうではなくて、「モーションを教えるとき、こうしたらこうなります」みたいな感じで指導の現場経験などから踏み込んでも良いのかなあ、と。

モーションなら、選択肢の作り方、決定権の選手への移譲、全習法、ライブの取り入れ方(戦略的ピリオダイゼーション理論的な考え方含む)、防衛本能を起動させない声かけ、バスケットボールのフレームワーク(原理・原則)、そしてそこから如何にドリルに行くか、などなど自分が意識しているだけでこれだけの理論がある。理論はこれだけに絞って具体例入れて説明するだけでもいいかも知れないですよね。。。

うーん、考えます。

鳥取県協会の皆さんは皆さんお若く、また熱く結団力のある方達ばかりでした。

選手も素直で純朴で、器用な選手が多かった印象を受けました。

2日間、本当にありがとうございました!

自分も気付きをたくさんもらったので、もっともっと成長出来るように頑張ります!

やっぱりバスケットって面白いですよね。ほんとに奥が深い。