Always Learning From The Best①

みなさん、こんにちは。
いつもありがとうございます。

このHPでよく使うフレーズでAlways Learning From the Bestというのがあります。
常にベストから学ぶ。
シンプルだけれど、やっぱりベストになったり結果を残すのはそれなりに経験があるから。

自分は中学からコーチングを始めました。
まあちょっと特殊な環境で育ったので選手兼監督のようなものを中学、高校の上級生の時に兼務していた感じです。
自分が育った環境で教わったコーチングをマネしていたのですが、本当にうまくいかなかった!(笑)

大学をアメリカに行き、ディビジョンIIIとはいえプロコーチの指導に触れて初めて「コーチングってこうやってやるんだ!」と衝撃を受けたのを覚えています。
とにかく理にかなっていたし、その中にコーチの個性や人間的強さも表現されていた。
練習をどのように細かく細分化して出来ないスキルを出来るようにするか、なおかつ限られた時間の中で如何に心肺機能を落とさないか(向上させるか)、ドリルの一つ一つに意味があったし、その回し方も体力が落ちないよう工夫されていて、それまで全員が並んで一回ずつ何かのスキル練習をしたりする練習に慣れていた自分には根本的に考え方を改めさせられた毎日でした。
また初日から5対5があり、「チーム」のフィロソフィーやコンセプトが説明された後に細分化されて1対1までブレイクダウンされていく。
もしくはその1対1も練習最後にはポジション毎のドリルに分解されて細かいファンダメンタルまで徹底させられる。
全ての練習が5対5(試合)にどのように繋がるか明確だったし、自分にとって何が課題か、何が出来れば試合で結果を残せるようになるかがはっきりしていました。
「頑張る」ということが何なのか、何をどうすれば「頑張っているのか」ということが一つ一つ言葉に定義されて説明されていたし具体的な数値目標もあった。
それでいて、全て管理せずに選手達が自分で考えたり、自分達で競い合う「選手達の空間」みたいなのも意図的に確保されていた。
本当に当時の自分にとっては何もかもが「目から鱗」でした。
こうすれば誰でも納得がいくし(いかざるを得ない)、チームを同じ方向に向けられる。
それは自分がイメージしていたような仲良しこよしの「和」ではなく、激しい競争とエゴのぶつかり合いの中で集団を同じ方向に導く、というような手法だったけれど。。。
でもそれこそがスポーツの真の形なんじゃないかな、とそう考えさせられました。
アドレナリンが全開の中での「礼儀正しさ」は当然茶室とかで振る舞っている「礼儀正しさ」とは違う。
その辺のことを考え出したのもこの頃だった気がします。

「アメリカのバスケット」というと「自由で豪快」と同時に「おおざっぱで能力任せ」、というようなイメージしか持っていなかったけれど、日本よりも遥かに「緻密で合理的」な一面に触れました。これが「プロのコーチング」なのだと。だからその後学んだ「Always Learn from the best」という言葉にも深く感銘を受けたんです。
最初から「日本人には合わない」とか「うちの企業にはあんな大会社の考え方は向かない」と知りもしないで決めつけてしまって自らの可能性を限定してしまうのではなく、飛び込んで実際に触れてそこからオリジナリティを探していくべきだと。

こうは言っても自分の今のコーチングに母校のニュアンスはほとんど含まれていない。
ドリルも練習の組み立てもほとんどが違う。
でも原点は母校のコーチングなんです。
うまく説明出来ないけれど、コーチとしての「考え方」とか「原則」を母校からヒントを得て、あとはコーチ留学や日本を含むたくさんのチームの練習を見たり聞いたりして作ってきた感じです。未だにわからないことばかりですが。。。
でもだから面白いんでしょうね。

なんだかコートセンスを見て、昔のことを思い出してしまいました(笑)。

この記事を書いた人

東頭 俊典

東頭 俊典

バスケットボールコーチ。 北海道出身。
現在はアースフレンズ東京Zヘッドコーチ