2014-2015シーズン

みなさん、こんにちは。

既にチームから発表がありましたが、2014−2015シーズンも大阪エヴェッサのヘッドコーチとして指揮を取ることになりました。

昨季はカンファレンスで6位、プレーオフでもファーストラウンド敗退と大阪エヴェッサの基準からは程遠い結果となってしまいながら再度チャンスを頂いたことには深く感謝しています。

今季は「優勝に値するチームになること」が重要だと考えています。

どんなに準備をしても、「最後ボールが跳ねた所が悪かった」、「運が無かった」、というのは勝負事では起こりうるものです。

だからこそ優勝すれば「これだけやってきたのだから当然の結果」と思えるチームに。

最後どんな結果になっても「これだけやった」と選手、スタッフ、また見ている人全員が感じ、胸を張れるチームになりたい。

結果にこだわらない、ということではなく、結果にこだわるからこそ、過程を徹底的に見直して取り組んでいきたいと思います。

「やれることを全てやる」=「優勝に値するチーム」になれるのだと思います。

逆に言うと、優勝に値しなくても優勝出来ることもある。勝ちにふさわしくないバスケットボールをしていても、取り組みをしていても試合に勝ててしまうことは往々にしてあるもの。

そういう能力任せのチームではなく、勝利するべくして勝利する。そんなチームになりたいと思っています。

 

そのために今季は編成も開始も早くし、オフシーズンワークアウト期からしっかりとした練習量をこなしてもらう予定でいます。

 

既に7名の選手が基本合意してくれていますが、それぞれに特別な役割を期待して声をかけました。

石橋選手: 41歳でbj最高齢です。昨年の動きを観る限りではまだ数年プレイが出来そうですが、それは全て日々の「準備」のおかげです。今季は若いチームになるので、彼の背中をしっかりと見てもらいたい。今季、相当な練習量をこなしてもらいますが、言い訳をせずに常に準備を続ける彼の姿は選手、スタッフにとって大きなプラスとなると思います。この一年で若手にもしっかりと「石橋イズム」を継承してもらいたいと思います。そのためにはこれまで以上の存在感を至る所で出してもらわなければなりませんが、きっとやってくれると思います。

仲村選手: 個人的スタッツでみれば昨季bj加入後最高のシーズンを送りました。勝負強さは右に出る者が無く、ただ黙々とチームを引っ張る姿には頭を下げずにいられませんでした。シューターとしては日本代表時代含め、自分が今までみた中で最高の選手の一人です。昨季同様、オフシーズンから追い込みますが、応えてくれると思います。

佐藤選手: このチームではもしかしたら最もタフな選手かも知れません。ルール上、どうしても日本人ビッグマンのプレイタイムは少なくなりがちですが、それでもプレイタイムを貪欲に求めて毎回の練習を激しい強度で継続して取り組めるタフなメンタルの持ち主です。試合の集合時間よりも随分前に来て、自分が出れるかわからない試合のためにもしっかりと身体を起こして毎回最高の準備を出来る本当のプロフェッショナルです。自分は大学時代、ベンチを温めていたので、この当たり前のことがどれだけ精神的に大変なことか、よくわかっているつもりです。まして彼が日々練習で対戦しているのは身体も大きく力も強い外国籍選手です。毎日毎日ぶつかっていくのはフィジカル的にもメンタル的にもしんどい作業ですが、彼ほどその役割を徹底してくれる選手は知りません。献身的な彼の努力が出ている外国籍選手含めチーム全員がわかるようなチームになった時、本当に強いチームが出来ると思います。

今野選手: 昨季イースタンカンファレンスで最もハードにプレイしていた選手だと自分は評価しています。一人でもオールコートマンツーマンでボールを追いかけ、ぶつかり合いもせめぎ合いも絶対にひかない熱い選手です。本当によく戻って来てくれたと思います。彼一人の加入でディフェンスのプレッシャーは格段にアップします。オフェンスでも昨季平均11点と高いアベレージを残しています。爆発力もある選手ですし、それでいて一切セルフィッシュでなく、あくなき向上心で謙虚に練習に取り組むプロフェッショナルです。今季、大阪に熱い魂を植え付けてくれる存在だと思っています。

畠山選手: 昨季は左ハムストリングス筋腱断裂、という重傷を負い、合流早々、戦線離脱を余儀なくされて悔しい想いをした選手です。ガードとして圧倒的な成績を学生界で残してきた選手ですが、プロとして新たな進化を求めて修行中です。ディフェンス、オフェンスだけでなく、コート内外でチームに大きな影響を与えられる存在です。彼がどこまで進化出来るかが今シーズン優勝の一つの鍵となると思います。

西選手: アメリカ育ちのポイントガードで、日本で生まれ育った選手が持たない感性、スキルを身につけています。身体の寄せ方、ブロックのかわし方、ドリブルの強さなど、ファンダメンタルがしっかりした選手で、なおかつクレバーな選手です。「自分がうまくなるために一番良い環境はどこか?」と自問自答を続けて大阪を選んでくれた選手です。彼がどこまで出来るかで、今シーズン大阪がどこまで行けるかが変わってくる重要な存在だと思っています。ポイントガードとして、またバイリンガルとして、チームの”要”になる存在だと思います。

相馬選手: 昨季ウエスタンカンファレンスで最もハードにプレイしていた選手だと自分は評価しています。彼と今野ほど、たくさんの運動量を体現した選手はいなかった。オフェンス力も高く、オープンシュートは教えることがないくらい確率よく入れられる生粋のシューターです。今季は更にオフェンス力に磨きをかけて、「大阪エヴェッサの顔」となれるくらい活躍して欲しいです。仲村、今野とのポジション争いは相当厳しいものになりますが、彼が成長しプレータイムを勝ち取ることが出来るようになってくると大阪は本当に怖いチームになると思います。今シーズン、最も期待している分、辛く当たることもあると思いますが、持ち前の一生懸命さで必ず応えてくれると思っています。

 

この7名でしっかりと戦い抜きたいと思います。

今シーズンも応援よろしくお願いします!

 

2014年7月16日

大阪エヴェッサ ヘッドコーチ

東頭 俊典

 

この記事を書いた人

東頭 俊典

東頭 俊典

バスケットボールコーチ。 北海道出身。
現在はアースフレンズ東京Zヘッドコーチ