みなさん、こんにちは。
先日、20-21シーズン注目の新戦力、ケイン・ロバーツ選手の入団会見がYoutubeにて配信されました。
ご覧くださった皆様、ありがとうございました!
BASKETBALLKING様にも記事にしたいただきました。
ケイン・ロバーツ選手とは?
前にあげた記事にも紹介しましたが、彼がどんな選手かご存知ない方はぜひこちらをご覧ください。
彼はまだ18歳になりたてですが、既にインターナショナルスクールを卒業、Bリーグ史上最年少でフルシーズン契約をした選手です。
世界と日本の育成年代の違い
ヨーロッパではシステム上、既に16歳〜18歳の選手が何人もユーロリーグやユーロカップのレベルでプレーをしています。最近はU18のユースチームというのがバスケットボール界にもできてきましたが、今後サッカーと同じように高校とU18のユースチームが連携していい選手を育てていくことになるようです。
これまでのBリーグでは大学を卒業する4年生がインカレ後に特別指定選手として参加したり、昨年の河村勇輝選手のように短期でリーグを経験するケースはあっても、シーズン最初からプロチームで一年を過ごす、ということはありませんでした。更に言うと、ケインはそこから『アメリカの大学に挑戦する』という、まだBリーグでは誰もしていないことをやろうとしています。これが可能かはリーグやNCAAにもチームが懸命に確認し、色々な課題を明確にしつつ、ご両親とも相談をして決断した、という形になります。
ケイン選手は日本で生まれ育っていながらインターナショナルスクールで活躍していたので、日本の王道のスカウティングに触れていないために、今はあまり知名度がありません。ただ実力で言うとかなり高いレベルにいるというのは先日の横浜との合同練習を見ていただいた方は分かると思いますし、海外のキャンプでの評価も高いです。それこそNBA ウィザードボーダーズ等にも選ばれて高い評価を得ている選手です。
ケイン選手はまだ体はできていませんが、海外では16歳頃が骨格的な成長が終わって筋肉がついてくる段階と言われていて、成人と同じトレーニングを開始することができます。すなわち成人と同じレベルでプレーをしても、怪我のリスクは低くなってくるということです。
想像してみてください、八村選手、馬場選手、河村選手などがもし15,6歳頃からBリーグでプレーしていたら、どうなっていたか?そしてその後にアメリカの大学に挑戦、ということも出来る、という道を創り出すことが出来たら…想像しただけでもワクワクしますよね?
そういう新しい道を創ろう、世界に近づこう、Bリーグが特別指定の短期的なものではなく、若い選手にもフルシーズン戦えるチャンスを広げる最初のケースを創ろう、という想いでZは今回の契約に踏み切りました。
ケイン選手の加入・活躍が日本の中で良い足跡を残してくれるといいなと思っています。特にZは二部のチームなので、海外のようにしっかりプレータイムも与えて育てなければいけないという使命もあります。
ケイン・ロバーツ選手、是非期待をして応援してあげてください!宜しくお願いします!
(東頭コーチ談 スタッフ書)