Be True To Yourself (本当の自分に忠実でいなさい)
Follow Your Heart (自分の心に従いなさい)
前者は、皆さんご存じの「史上最高のスポーツコーチ」と言われているUCLAの黄金時代を築いたJohn Wooden氏の、後者はこちらもおなじみ北京五輪でアメリカに金メダルを取り戻したデューク大学のコーチKこと、Mike Krzyzewski(シャシェフスキー)氏の座右の銘です。それぞれ全米優勝を成し遂げ、時代は違えどそれぞれ「最高のコーチ」と称されることも多いコーチです。その二人が奇しくも同じような内容の言葉を座右の銘としているんですね。
リーダーが決断をする時、様々な要素を考え、人の考えも聞かなければなりません。ですが、最終的に自分の下した決断の責任をとるのは自分です。これはリーダーだけではなく、普通の生活でもそうかも知れませんね。誰に薦められたものであれ、自分で買った品物の責任は自分で取らなければならないし、誰かのアドバイスを下に自分がとった行動の責任も自分で取らなければならない。だからこそ、人の話を聞いても、最後に決断をするのは自分だ、ということを常に意識していなければならない。
だからこそ「自分の本心を知る」ということが大切になってくるのだと思います。たくさんの選択肢の中からそれぞれ長所、短所がある中でその時最善だと思える物を自分で選ばなければならない。そして、それを決断する「勇気」「自信」も必要になります。
日立サンロッカーズ時代はアシスタントとして、ヘッドコーチの決断を助けることが仕事でしたが、はたしてうまくできていたのか。。。1試合の中で流れが変わる、その一瞬に決断をしてその責任を取らなければならないヘッドコーチという仕事は本当に大変ですね。アシスタントコーチの経験しかない自分には未知の世界です。まだまだこれから遠い道のりですね。
「自分自身が何をしたいかわかる聡明さ」と「周りの意見を取り入れながらも最終的に自分で決断を下し、自分で責任を取る勇気」を持て、というのが、”Be True To Yourself”と”Follow Your Heart”という言葉の意味なのだと思います。皆さんの座右の銘は何ですか?