勉強法: Always Learn From the Best!

「Always Learn From the Best」、という言葉があります。

「いつでもその業界や世界でトップに君臨する人から学ぶようにしなさい」、という意味です。

ここで何度も登場している、ジョン・ウドゥン・コーチが、パデュー大学で名将”ピギー”・ランバート・コーチに教えを受けたり、デューク大学のマイク・シャシェフスキー・コーチが、モーション・オフェンスで有名なボビー・ナイト・コーチの教えを受けたり、NBAでも活躍するラリー・ブラウン・コーチや、ノースキャロライナ大学のロイ・ウィリアムス・コーチが、ノースキャロライナ大学でマイケル・ジョーダンやジェームス・ウォージー、ビンス・カーターやアントワン・ジェイミソン(彼らの最後の年には引退していましたが)を育てたディーン・スミス・コーチから学んだり、プリンストン・オフェンス(これは問い合わせが多いので、近いうちに詳しく書きます)の祖である、ピート・キャリルがその弟子たちをプリンストン大学やエア・フォースに持つように、”名コーチ”という人達を辿っていくと、やはり名コーチの教えを受けていることが多いです。

日本でも、能代工業の加藤廣志先生は、当時日本一だった中大杉並高校に学びに行ったそうです。明成高校の佐藤久夫先生も、この加藤先生率いる能代工業を、自分のチームが弱い時代から必死に研究されたそうです。今でも私の尊敬する若手のコーチでも自分が一番尊敬するコーチの下に足しげく通っている人がいます。

ただ、やみくもにいろいろな練習を観る、というのではなく、これはと決めた人の所でしっかり学ぶ、ということも大切な気がします。

先述した加藤先生も、当時無名だった能代工業から、中大杉並の監督である見ず知らずの野口先生へ、いきなり電話をかけてみたそうです。相手の失礼に当たるかもしれない、とわかっていながらも、なんとしても自分のチームを強くしたい、学ばせて欲しい、と熱い想いを電話でぶつけたのだと言います。

やはり、いつでもベストから学ぶこと。成功した人は日本人であろうが、アメリカ人であろうが、ただコピーをしたり、真似ごとをするのではなく、本当に自分のチームを強くしたい、学びたい、成長したい、という想いと心構えを持って、”本気”で学んでいるようです。自分ももっともっと学び成長したいです!日本で凄まじい実績を誇る大先輩がそうであったように、アメリカで出会った同じ年頃のアシスタントコーチ達がそうであったように、もっともっと、勉強が必要だと、熱い気持ちが必要だと、そう改めて思いました。