縁 〜ユタ・ジャズと PICK & ROLL Tシャツ〜

みなさん、こんにちは。いつもありがとうございます。

縁って自分はあるのかな、と思っています。日本に帰ってきた時も当時のJBLのいろいろなチームにお話をさせてもらいましたが、結局自分にチャンスをくれたのは三菱電機メルコドルフィンズ(現ダイヤモンドドルフィンズ)でした。実は第一希望ではなかったんです。(希望できる立場でもなかったのですが。。。)

でも結局三菱に行くことで学生時代にESPNで放映される全試合を録画して何度も何度も観ていたDUKE大とユタ大へのコネクションが出来て、実際に見学に行くことが出来た。。。

今回もその時三菱で出会ったアントニオ・ラングがユタ・ジャズのコーチになってユタに行くことが出来た。。。

ユタ・ジャズは実は自分が一番好きだったチーム。1997年、1998年と2年連続ファイナルに進出した時、周りのみんなが「ジャズは世界で一番読みやすくつまらないチーム」と言っていてみんながジョーダン率いるシカゴ・ブルズを応援する中、一人ジョン・ストックトンとカール・マローンを中心にして、ブライオン・ラッセル、ジェフ・ホーナセック、グレッグ・オスタータッグらがタフにプレーし、シャンドン・アンダーソンやハワード・アイズリーなどのベンチ組も着実に仕事をこなすジャズが大好きでした。

UCLAセットから誰もが何をするか分かっている。でもストックトン、マローン、ホナセックが巧みに裏をかいて相手を出し抜いてレイアップをもらったりオープンシュートを量産する。運動能力を存分に活かした1 on 1ももちろん魅力的ですが、運動能力がなくても駆け引きで運動能力が高いジョーダンやピッペンを出し抜いてストックトンやホナセックがイージーシュートで得点を重ねる。若いシャンドン・アンダーソンやハワード・アイズリーは逆に長所を生かしたプレーで得点を重ねる。。。

「バスケット本来の醍醐味」というか「巧緻性」と運動能力や若いダイナミックな力が融合しているなあ、と。。。そんなこと言っている人はだーれもいませんでしたが。。。(笑)「UCLAとピック&ロールしかしない単調、単純、つまらないチーム」とみんなに言われてました。その中でめちゃめちゃ細い駆け引きがあってたまらなかったんですけどね。同じプレーどころか、タイミング、目線まで使ったパスフェイク、カットスピードや角度の変化などめちゃくちゃハイレベルな駆け引きでどうやったらあんなプレーができるのか、と一人興奮していましたが誰も分かってくれませんでした。。。

今回ジャズに行った時にお会いしたのがイラストレーターでNBAライターの西尾瑞穂さん。ジャズの大ファンでシーズンチケットホルダーで、毎年ジャズに行っている、という正真正銘の強者です。

そんな瑞穂さんがオールジャパンの応援に来てくれて、くれたのがこれ。

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瑞穂さんもストックトン&マローン時代にジャズに魅せられて以来ジャズを応援しているそうです。なんだか不思議な縁を感じました。

今回このTシャツをプレゼントして頂きました。ピック&ロールには「フレンドシップ」と「楽しむこと」と「水分補給」が必要です、とか下に書いてあるし、本当ユーモアの中にも深いメッセージが含まれていて最高に気に入りました。

世の中には本当に色々な人がいるんだなあ、と。

これからまたどんな出会いが待っているのかわかりませんが、昨年はまたいろいろ新しい出会いがあり、本当に充実した1年でした。

出会いと縁に心から感謝。