レポート: スポーツ指導者支援協会講演(1/28)

いつもメッセージありがとうございます。

先日28日(木)に東京体育館にて講習会をさせてもらいました。

題名は、「Coaching Methods」。スポーツ心理学やコーチ学の理論を国内外のトップコーチの実践例を交えてご紹介する、といった物です。今回は目標設定についてかなり多くの時間を割いてお話させて頂きました。木曜日の夜に関わらず、24名もの方にお集まり頂き、中には北海道や神戸からわざわざ来て下さった方もいらっしゃいました。本当にありがとうございました。

またNPO法人スポーツ指導者支援協会の瀧澤さんと伊藤さんにも大変お世話になりました。本格的なカメラを導入したり、これまでさせて頂いた講演の中で、一番プロフェッショナルな講演でした。慶応大学の佐々木先生や女子全日本代表コーチの中川さんなど、本当の実力者の方達が講演をされている団体です。http://www.sportif-support.net/

さて、講習会をすることで逆に学べることも多く、いつも講習をするのを楽しみにしているのですが、今回の学びは受講者の方から「この講習会での一番の収穫は、コーチングは二者択一ではなく、状況に応じていろいろな手段を使いわけることが大切だと学んだことです」という趣旨のことを言われたことです。

「答えは一つじゃない」というのは、実際のバスケットボールの指導でも強調していることでした。今回の講習では、様々な理論をご紹介させて頂き、一見正反対に見えるスタイル、例えば結果主義と過程主義でも、成功者が共通して行っていることがある、とかどっちが良いか悪いか、とか正しいかどうか、ということではなく、自分の置かれた状況や対象によって使い分けることが出来るのだ、という話をさせてもらいました。

受講者さんの言葉を聞いて、「あ、バスケットの時と同じことを伝えたかったんだ」と、逆に教えられた気がします。

選手のサイズやスピード、スキルなどによって、同じシチュエーションでも選択肢が変わるように、コーチも自分にあった選択肢を探す。。。その選択肢を多く持てる手伝いとより確率の高い選択を選手自らが出来る手伝いをすることこそが、自分にとっての「コーチング」なのかな、と。そんなことを強く再認識させてもらいました。ありがとうございました。

受講下さったみなさんへ

まだまだ未熟者の私の講演に貴重な時間を割いてお集まり頂きありがとうございました。もっともっと勉強をして、みなさんのお役に立てるような情報をより効率的に発信できるよう、精進していきたいと思います。今後ともよろしくお願い致します。みなさんのそれぞれの現場でのご活躍を心より祈念しております。本当にありがとうございました。

東頭 俊典