Play Like A Champion

今、小野秀二ヘッドコーチ率いる全日本代表が、東アジア競技大会で、優勝を目指して頑張っています。この原稿の書き込み現在(12/7)、男子日本代表は3連勝、ゴールデンエイジが揃ったこの年代は期待できますね!頑張って下さい!

さて、今回は全日本代表サイトのブログで書かれたこの話題について「東アジア競技大会:男子の日の丸」、お話したいと思います。ロッカールームに日の丸を飾って、ロッカーを出る際、日の丸をタッチして出て行く、という話です。日本代表の誇りの確認を試合開始直前、ハーフタイムにも行う、というアイデアです。日本の国旗をタッチして試合に臨んでいる代表チームが3連勝中、というのは何とも心強い話ですよね!

大学の頃、自分のチームのロッカールームには、「Play Like A Champion(チャンピオンのようにプレイしよう!)」というサインが入口の上に貼られていて、試合前にはチーム全員が必ずこのサインにタッチして入場していました。「Play Like A Champion」は必ずしも、「勝て」という意味では無く、「勝っても負けても、チャンピオンに相応しい立ち振舞いをする」という意味も含まれています。

勝っても相手をいたずらに挑発したり、侮辱したりするプレイ(不必要なアリウープやビハインドバックパスなど)は”チャンピオン”のすることではないし、負けゲームで不必要に荒いファウルをしてみたり、物に当たったりする、ということも”チャンピオン”のすることではない。そんなことを良くコーチが言っていたなあ、と思いだしました。

さて、このサインの出どころ、実は意外な所にあったんです。アメリカで身体能力も学力も低く、周りからその才能を否定され続けて育ったある少年が、アメリカンフットボールの名門大学、ノートルダム大学のアメフト部入部を目指す、という実話に基づいた映画「ルディ」を御存知の方も多いのではないでしょうか?

実はこのルディの映画の1シーンで、試合に向かう選手達が「Play Like A Champion」のサインをタッチしてフィールドに出て行く、というシーンがあります。きっとここから来ているのだな、と思いました。試合前のモチベーションアップや、また「自分達の本来の目的・姿」を思い出すにはこういったサインをタッチしたり、国旗にタッチして、試合に臨むのは良いアイデアだと思います。

皆さんが自分のチームでサインやタッチする物を選ぶとしたら、何になりますか?