「良い選手」ってどんな選手だろう?

ふと考えました。

「良い選手」の定義ってなんでしょう?

ビル・ラッセルの本を先月からずっと読んでいます。

彼は大学時代、確かに全米チャンピオンに輝いていますし、オリンピックにも出場しているのですが、あまり評価は高くなかったらしいんです(本人談)。それは、「ディフェンスの時に床から足が離れるから」だったそうです。つまり、ブロックショットをするのは相手に抜かれたりする可能性があるため、当時は多くのコーチが禁じていたらしいのです。「センターは飛ばずに床に足をつけている」というのがファンダメンタルの一つだった。。。

ラッセル本人の記述ではおそらくレッド・アワーバック以外のコーチの下では、同じようにブロックショットは禁じられたであろうと。。。

ラッセル自体は常に「コーチに言われたことをただやる」というよりも、「どうすれば自分の能力を使って勝てるか」をずっと考えていたそうです。彼自身はそれを「好奇心」と呼んでいるのですが、この「好奇心」で、かなり研究を重ね、自分なりのバスケット観を作っていったらしいんです。

その当時、「当たり前」だとか「基本」だと信じられていた物ではなく、自分の頭で考え、試し、結果を残していった。すごい選手だなあ、と思いました。もちろんみんながみんなラッセルのような選手ではないのはわかっているのですが、「これが基本だ!」と言って、選手の想像性や才能を奪ってしまっていることってあるのかな、と思うと、ゾッとします。

ということで、今週はビル・ラッセル編でいこうと思います。

この記事を書いた人

東頭 俊典

東頭 俊典

バスケットボールコーチ。 北海道出身。
現在はアースフレンズ東京Zヘッドコーチ