Mid-range artist

みなさん、こんにちは。

いつもコメントありがとうございます。

最近、「ペイント」「ペイント」ってず~っと書いてきたので、今日はちょっと違う切り口で。

今日はミッドレンジ・ゲームについてです。

私の中では、「ペイント=制限区域内」「ミッドレンジ=ペイント外で3P内」「ロングレンジ=3P外」と定義しています。で、ミッドレンジなのですが、アメリカにいた頃、あるNBAコーチが「3Pラインが出来たおかげで、選手はみんな3Pの練習しかしなくなって、Mid-range artistが減ってしまった。今も昔も本当に良い選手はみんなミッドレンジからのシュートやプレイが得意なのに。。。」ということを言っていたのを聴いたことがあります。(誰だったか忘れちゃいましたが。。。)

「今の若者は3Pばっかり練習してミッドレンジの練習を怠っている」と。。。

そんなことがあって、昔ちょっとJBLで調べてみたことがあるんです。ミッドレンジの確率ってどれくらいなのかなあ、って。。。結構な試合数調べたんですが、平均でも30%前半なんです!女子だとどうなのか、とか、各カテゴリー別だったらどうなのかなあ、とか漠然と思ってはいるんですが、3Pは40%超える人はいるし、JBLだと稀にシーズン通して50%近い人も過去にはいたんですね。それに比べてミッドレンジって確率低いんだなあ、って。。。

確かに今の世代って、自主練を見ていると3Pを打つ量の方が他のシュートの何よりも多い気もします。もちろん、理論的には3Pが一番距離があって難しいシュートだから、それに時間を一番かけるのはおかしい話ではない。でも、役割によってはFG試投の中で3Pが一番多くない人とか、試合で一番打つシュートよりも3Pを練習している選手の方が多い気もするんです。

ミッドレンジシュートってもうちょっと見直してみても良いのかな、と。

個人的にはレジー・ミラーとマイケル・ジョーダンの違いというか。マイケル・ジョーダンは3Pが20%台のシーズンもあったと記憶しています。それでもあれだけ点を取っていた。そういえば、日本でも、折茂選手や現東芝ACの北選手、現ジュニア専任コーチの後藤選手など、「名シューター(もしくは名スコアラー)」とされる人はみんなMid-range artistと呼べるくらい、ミッドレンジのシュートを落とさない人ばかりだった気がするんですよね。

一方でレジー・ミラーのようなどちらかというと(すみません、印象ですが)、3Pが多い選手は、得点王とか、いわゆる”スコアラー”タイプでは無いというか。

ちょっと続けて書いてみます。