コーチ留学について④

みなさん、こんにちは。

コーチ留学編、最終回です。

別に宗教的な話では無いのですが。。。

「縁」って、自分で引き寄せる部分ってあると思うんですね。

大学時代、とにかくたくさん試合を観て、本を読んで勉強していました。

将来はコーチになりたい、って決めていたし、「日本人にも合うスタイルのチーム」、「自分がなりたいコーチ像、人として尊敬出来るコーチ」をず〜っと探しておいかけていたんです。大学時代、自分が辿り着いた答えが、

University of Utah

Princeton University

John Wooden

Mike Krzyzewski

だったんです。

ユタ大学はモルモン教徒が多く通う大学で、アスリートも「ミッション」と言って、2年間の布教活動のため、海外に在住したりします。そういった環境の中で、白人中心のチームで1998年のNCAAファイナルまで進出したんです。

日本人との最大の違いはその「タフネス」。ウィスマンHCが強調している「よりフィジカルなプレイ」「より身体を強く鍛える」っていう部分に精通しているチームです。鍛えうる限り、徹底的に鍛えて、ハードに、そして”タフ”にプレイする。そして、そのタフネスと、”賢さ”を組み合わせてプレイする、そんなチームでした。

プリンストン大学は、もう説明がいらないでしょう。プリンストンオフェンスと呼ばれる、複雑なディレイドオフェンスを展開して、数々の強豪校を毎年苦しめているアイビーリーグの名門です。ユタ大学ほど、身体が強くなく、またサイズも無いものの、その”賢さ”でペイント内の得点を量産する、それこそ、日本が目指すべき(と、当時は思った)プレイスタイルの大学でした。

ジョン・ウドゥンコーチに関しては。。。このHPを定期的に読んでくれている人なら、もう説明不要ですよね。大学の時であった彼の著書が人生を変えてくれた気がしています。言葉に出来なかった表現の難しいことを、シンプルな言葉で説明しきってしまっている。。。そんなすばらしいコーチです。

コーチKは。。。これも説明いりませんよね。。。大学のコーチながら、スター選手揃いのチームUSAのヘッドコーチに抜擢され、北京五輪はもちろん、若い選手層で挑んだトルコの世界選手権でも、国際経験の少ないチームを見事まとめ上げ、優勝を飾りました。

実は、ユタ大学やプリンストン大学は、全米でもデューク大学やノースキャロライナ大学などの強豪に比べ、テレビ放映も少なく、1年に数試合、全米放映されるくらいでした。その数試合を毎年録画して、それこそ擦り切れるまで観る。そのヘッドコーチが書いた本を何回も読み返す。そんなことを2〜3年間続けていました。

デューク大学に関しては、コーチKの著書を読み、週刊誌でデュークについて書かれた記事を全て読み、ほぼ全試合全米放送されるので、全試合録画して、それこそそれぞれの試合を何度も何度も観ていました。後に本でコーチKが、「この試合のタイムアウトでこういう話をした」と書いていたら、その時の選手の表情やコーチKのボディランゲージを覚えているくらい、毎日毎日見入っていたし、ジョン・ウドゥンの本はそれこそ何度も何度も読んでいたんです。。。

それで。。。

日本に帰って来て、三菱電機でお世話になることになりました。

もともと三菱電機に行くにも紆余曲折があって、本当に「拾ってもらった」っていう表現が正しいと思うんです。

その時に、日本で唯一、University of Utah, UCLA(John Wooden), Duke University(コーチK)に関係のあるチームだったのが、三菱電機でした。

知っていた訳ではないし、たまたまそこに引き寄せられるように辿り着いて、拾ってもらった訳ですが、大学の時、そうしてずっと追いかけてた”想い”ってこの”縁”と無関係ではない、ってそう思うんですね。

別に宗教的な話じゃないんですが。。。

”想い”と”縁”って紙一重なんじゃないかなあ、って。

このHPでも代表に関わる前から繰り返し、「ペイント内の得点」について言及して来ました。

今は全く同じことを言っているウィスマンHCの下で働かせてもらっています。

彼が自分のHPなんて読んでいる訳も無いし、こうしたことも”縁”なのかな、と。

だから、高校生や学生に、「どうやったらJBLのスタッフになれるんですか?」って聞かれたら、自分はまず「目の前のことを、とにかく頑張ること」って言うんです。そう言うといつも、「頑張ってるし!」とか「そういうことじゃなくて、もっと具体的に何をしたり、どうやって申し込みをするとか知りたいんだけど。。。」という顔をされるのですが。。。(笑)

でも、JBLのコーチになったり、コーチ留学したり、って答えは一つじゃないんです。

自ら飛び込んだと言えば、そういう部分もあるし、コネと言ってしまえば、自分も日立に行くときなどは人からの推薦があった訳で、それも一理あります。

デューク大学のつてなどは、もう完全に運でしか無い訳で、そこに「こうすればここに繋がる」っていう確かなハウツーは無い訳で。。。

でもはっきりしているのは、前回も書いた通り、とにかく”病的に”一生懸命になること。

そういうことって、前に進むのに必要な時期ってあると思うんです。

アメリカでも日本でも、自分の周りの人を観ると、実績とか無くても、何かの地位がある所にいる人って、結構そうやって”めちゃめちゃ追いかけて来たら(実績ある人を)追い越して来ちゃった”みたいな人、多いんですよね。

今バスケが好きなら、とにかくそれに全力で打ち込む。選手としてなら、他の誰よりもとにかく練習する。

マネージャーなら、自分がなりうる最高のマネージャーを目指す。

それが次の道や出会いを切り開いてくれる。

Cream will always rise.

観てる人は観ているから、どこかで出会いがあるし、そこからどこに繋がって行くかの可能性は無限大だ、と。。。

(そこまで説明する前に、「あっそ」という感じでどこかに行かれちゃうこと多いんですけど(笑))

まあ、いつもの根性主義?

そういう見方もあるのかもしれませんが、自分はやっぱりそういう想いって、繋がっていくんじゃないかなあ、って。

特に素敵な出会いに恵まれるここ最近は本当にそう思います。

だからこそ、目の前のことしっかりこなしたいって。。。

良い縁に出会えたら、それに感謝してまた前に進もうって。。。

そういう感じで世の中回っているのかなあ、って。。。

そう思うんですね。

ということで、参考になったかどうかはわかりませんが、コーチ留学編でした!

この記事を書いた人

東頭 俊典

東頭 俊典

バスケットボールコーチ。 北海道出身。
現在はアースフレンズ東京Zヘッドコーチ