みなさん、こんにちは。
今回幸運にもユタ・ジャズにしばらくお邪魔して練習や試合を見学できることになりました。
NBAというところでどういう風に練習が行われているのか、どのようにスタッフが働いていて、選手がどの程度トレーニングしているのか、など元選手やスタッフなどに聞いてもなかなかイメージがつかずにいました。
「シーズン中はなかなか練習ができないから、コーチがワークアウトしている。」とか、「練習はしてもチーム練習は50分とか長くても90分は絶対やらないよ」とはみんなが言いますが、一体それでもどんな練習をしているのか?どんなスケジュールで、どのような強度のワークアウトをしているのか?「なかなか練習ができない」とはどういう意味なのか?
???ばかりでした。
今回初めて目の当たりにしていろいろと見えてきたことがあります。
NBAでは週に何度も試合があります。1週間で5試合あるケースもあるそうです。もちろん移動も多いですし、移動時に時差が伴う場合も多い。
だからシーズンが始まって特に終盤になると、「練習」というものはなかなか満足にできない。
プレイや戦術の確認をするウォークスルーだったり、シュートアラウンドはもちろんやります。
それに加えてトリートメントを受けたり、ワークアウトをしたりはほぼ毎日していて、なかなか休みがない。
時には「LOCK OUT」と言って選手が練習に来れないようにすることもあるそうです。それもすべてスケジュール次第で、なかなか毎週規則正しく土日に試合、という日本のように「週何回練習してウエイトする」とは言い切れないようです。
「ワークアウト」ですが、これも選手によって負荷が高い日もあれば、そうでない日もある。
どのようなタイミングでどのくらいの強度でどの程度までの練習を「ワークアウト」と呼ぶのか?
ゲーム前の「ワークアウト」って一体どのように何をするのかなど、ずっと疑問だったのですが、それも氷解しました。
まさに”百聞は一見に如かず”。本当にここに来れて良かったです。
選手のコンディション見て決める、と言ったら本当にそれまでで、それ以上でもそれ以下でもない。でも毎日NBAの生活を見ることができて、イメージをしっかりと持つことが出来ましたし、全く違うスケジュールの日本でも活かす方法は見つけられた感じがあります。
だから来シーズンがすごく待ち遠しいです。
アンテロープスの選手は今はしっかり自主練を続けて来シーズンに備えているので、こちらもしっかりレベルアップして帰れるよう頑張ります。