11月29日(日)、「釧路管内体育協会連絡協議会資質向上研修会」の場で僭越ながら講演をさせて頂きました。これまでバスケットボールのコーチ志望の方や留学を希望している方向けの講演をしたことはあるのですが、今回は他のスポーツの方や生涯スポーツなどを釧路管内で広めようとしている方々が対象で、いつもと一風違う雰囲気の中での講演で緊張しました。
釧路管内体育協会連絡協議会の皆さま、お招き頂き本当にありがとうございました。
研修会の風景。皆さん、非常に熱心な方達で緊張しました。
今回は釧路管内体育協会連絡協議会と釧路町体育協会が主催の研修会で、競技力の向上や地域スポーツの振興、また住民の健康・体力づくりを推進することなどを趣旨とした幅広いものでした。28日(土)に釧路入りして、釧路町の「長ぐつアイスホッケー」の事例発表や交歓会に出席させて頂き、いろいろな方とお話させて頂きましたが、皆さんが熱心で本当に釧路のスポーツの発展に熱い方達で、楽しく勉強させて頂いた半面、29日の講習にはとてもプレッシャーを感じました。
講演では海外でのスポーツの体験談を中心に「アメリカでのスポーツの位置づけ」を、エミネクロスの辻秀一先生の「スポーツは文化である」という哲学と絡めてお話させて頂きました。アメリカと日本、違う国ではもちろん同じ方法は通用しないのですが、学ぶことのできる”エッセンス”はある、具体例を絡めてそんなお話をさせて頂きました。
このホームページで紹介した「ストリート・バスケット」のことなどもお話させて頂きました。自分の知る限り「生涯スポーツ」という言葉の無い国(アメリカ)のスポーツの在り方は今後の日本の生涯スポーツを考える上で参考になると思います。自分の大学時代のチームの活動、小学生への絵本の朗読会(アジアなまりでさぞ生徒は聞きづらかったでしょう(笑))や、感情に障害のある子供達へのクリニック、車いすのチャリティバスケットボールゲーム、コミュニティ活動への参加。。。様々な活動が「気付き」と「好きなことを通した社会貢献」の場を提供してくれました。こんなお話を誰かにするとは思ってもみなかったですが、講演の準備をしながら、「すごく貴重な経験を積ませてもらっていたんだな」と改めて大学時代のコーチやチームメイトに感謝の気持ちを感じました。
釧路管内の皆さんは本当にいろいろ考えていらっしゃっていて、勉強になりました。特に「長ぐつアイスホッケー」の話は大変面白かったので、来週中にまたご紹介します!