Phil Jackson: コメントからの続編

みなさん、こんにちは。

いつもご愛読ありがとうございます。

さて、今日は以前書いたフィル・ジャクソンシリーズの続編です。

Phil Jackson②の話で質問を頂きました。

・当時のクーコッチとピッペンの事情とは何ですか?

・ピッペンがラストプレイに参加しなかったとはどういうことですか?

今回はこの二つにお答えしたいと思います。(遅くなってすみませんでした!)

「当時のピッペンとクーコッチの事情」

クーコッチがブルズと契約した際、その前に長期で契約していたスコッティ・ピッペンよりも高額の契約を結びました。実際にドリームチームとクーコッチのいるクロアチアのナショナルチームがバルセロナ五輪で対決した際、この二人はマッチアップした訳ですが、当時既にスターだったピッペンが、鳴り物入りで自分より高額のサラリーで入団が決まっていたクーコッチに対して、実力の差があることを知らしめるために執拗なディフェンスをしていたそうです。

別にクーコッチが悪い訳でも、ブルズのフロントがクーコッチをピッペンより高く評価したという訳でも無かったのだと思うのですが。。。ピッペンは長期契約を安価(と言ってもNBAですから高いのでしょうが。。。)で結んでしまっていた訳で、どちらが悪い、ということではないのかな、と。。。

こういったこともあり、フィル・ジャクソンはピッペンへの配慮から、ピッペンに認めた自由をクーコッチに認めなかったのではないか、と思うんです。(Phil Jackson②を参照下さい)

まあ、本人に聞かなければわかりませんが。。。

またピッペンがプレイオフのラストプレイの出場を拒んだ話ですが、これはジョーダンが最初に引退した後のあるプレイオフの試合のラストプレイで、フィル・ジャクソン・コーチがクーコッチにラストショットを打たせるプレイを指示します。これを聞いたピッペンが怒って、プレイに参加せずにその場を立ち去り、ロッカールームの戻った、というものです。

結局試合はクーコッチがシュートを決めて、ブルズが勝利して、ピッペンの態度が非難の的にさらされることになったのですが。。。

フィル・ジャクソン・コーチの説明では、この試合、いくつかキーショットを外していたピッペンを囮にして、クーコッチに打たせることを考えた、というものでした。それまでのブルズは全てラストショットはジョーダンにまかせていたようなんです。ピッペンからすると、ジョーダンが引退するまではどんな状況でも全てジョーダンがラストショットを打っていた。だから、これからは自分の番だと。そう強く思っていたのではないでしょうか?それをクーコッチにラストショットを託されたため、コーチからの信頼を得ていない、とか、自分だけが嫌われている、などと感じてしまったのかも知れませんね。。。

ただ、ジャクソンコーチからすれば、ジョーダンとピッペンは違う選手であり、ジョーダンの場合、キーショットを外しているからこそ、その強い競争心から次のショットへの集中力が高まる可能性がある、とかも考慮していたのだと思います。

これも、「ベストプレイヤーに全ての重要なショットをまかせる」という哲学を持ってる訳ではなく、その状況やチームの選手にあった、ベストの選択を柔軟に行っていたと思うんです。

そこがフィル・ジャクソンのすごさなのかな、と。

揺らがず、捉われず。。。

今回は推測ばかりですね。すみません。

ただ、こんなこと想像するの好きです(笑)

この記事を書いた人

東頭 俊典

東頭 俊典

バスケットボールコーチ。 北海道出身。
現在はアースフレンズ東京Zヘッドコーチ