さて、ゴール付近のシュートシリーズ補足です。
アメリカに”21”というゲームがあります。
人数無制限で出来るこの遊び。
最初に誰かがシュートを打ちます。リバウンド取ったら。。。1対残りの人全部!!!
2Pは2点、3Pは3点。
得点を入れたら、フリースローを3本まで打てます。1本目入れたら2本目が打てます。2本目入れたら3本目が打てる。途中で落とせば、リバウンド取った人がオフェンスとなります。3本目に関しては入ってもその入ったボールを取った人がオフェンス。こうしたルールで最初に21点入れた人が勝ち、というこの遊び。
ゴール下での相手との間合い、ガードならルーズボールの取り方、センターならボールを下さずにすぐシュートする方法、ダブルチームの破り方、などなど、学べることは多いです。
アメリカにいた時、NCAAのディビジョンIで、アシスト王を2年連続取った人が自分のチームのアシスタント・コーチにいて、彼に言われたことが、「シューティングや個人のワークアウトをした後は必ず”プレイ”しなさい」ということでした。1対1でも、21でも、ピックアップゲームでもいいから、自分が相手をイメージして行ったシューティングやワークアウトを実戦ですぐに試す機会を持て、と言われていたのですね。
ピックアップゲームとか、「悪い癖がつくから」ということで禁止するコーチも結構いるのですが、日本から行って、外国人の当たりとか高さに慣れていなかった自分にとってはこういう実戦から学んだことが大きい気がします。さすがに試合でゴール下のシュートとかを相手のビッグマン相手に「フックシュートどんどん打って試して、間合い覚えろ!」とか言う訳にも行かないので、こういう遊びを少しアレンジして練習に加えたり、遊びを教えたりして、選手が自然に行うような形になれば伸びていくことがあるんじゃないかな、と。そう思っています。
※ 怪我に繋がりやすいので、リバウンドの後、しっかり膝を曲げて広いスタンスで着地をすること(スタンスが狭くて棒立ちだと、人の足を踏んで捻挫しやすいです)など、注意は必要です。