連覇とソフトバンク①

また月曜日が始まりました!

WJBLはファイナル真っ最中、JBLもいよいよシーズン佳境です。NCAAもマーチ・マッドネスが始まるし、それが終わればNBAプレイオフ!うーん、バスケットやってて一番良いシーズンですね。

さて、今回は最近電車でもTVでも毎日観るソフトバンクのCMを観てふと思い出したことを書いてみようと思います。

J-PHONE → Vodafone → Softbank と変遷を遂げてきました。実は日本に帰って来てから何故かこれらの会社の電話にお世話になることが多かったんですね。会社もコロコロ変わるし、正直、ソフトバンクに変わってもどうなるのかなあ、と思っていました。

ですが、さすが孫社長。

当時(今も?)好感度No.1の女優だった上戸彩をイメージガールにします。ビジネスの定石通りですね。「ホワイトプラン」というのもイメージを考えた物だったのではないでしょうか?その後も「予想ガイ(上戸彩の兄(何故か黒人))」、そして「お父さん(何故か犬)」、と人々の記憶に残り、愛着の湧くような話題を作っていきました。

ビジネス側でも、ソフトバンク間無料通話など、どんどん仕掛けを打っていきます。

その結果、新規契約数業界トップを走り続けています。

と、ビジネスの専門家では無いので、特にその辺は詳しくないのですが。。。

ただ、観ていて思うのは、「トップに立っても上達しようとし続ける姿勢」があるということなんです。若者に人気のありそうな、Disney Mobileというディズニー・キャラクターをモチーフにした携帯、SMAPをCMに起用したり、最近はJelly Beansというカラフルな携帯を出しているようです。

「連覇をすることはチャンピオンになるよりも難しい」

これは歴代連覇を達成したチームのコーチ、メンバーが必ず口にする言葉です。

いろいろな人の話を聞くと、それはこういうことではないかと思うのです。

「優勝ということを経験すると自分達がそのシーズン行ったこと全てが肯定される想いがする。そのため、その後は”上達しよう”とかいう気持ちよりも、”そのシーズンを再現する”ことに気持ちが向いてしまう」

デューク大学に行った時、コーチK、アシスタント・コーチ達が徹底して持っていたメンタリティが「Let’s get better than yesterday」でした。昨日よりも上手くなろう!シンプルなんですが、これには連覇をした時に学んだことがあったそうです。優勝をした後、どうしても守りに入ってしまう傾向があった、と。優勝という過去を守ったり、そこを目標にするのではなく、シンプルに「今の自分より上手くなろう!」と。そういうアプローチの重要性に気付かされたのだと。

すごいと思ったのが、それはストレングスのプログラムも同じ哲学を貫いていたこと。普通、筋力のトレーニングなどは、シーズンの時期などを考えてプログラムを組みます。シーズン前にピークを作って、シーズン中はある程度、「筋力維持」的なプログラムにする。

それをデュークでは、常に「強くなる」ようにプログラムを作っているのだそうです。シーズン終盤にパフォーマンスがベストにならなければならないので、そこにピークが来るようにする、と。

(これは実際のプログラムは、かなり緻密に計算されていると思います。基本的な概念がそうというだけであって、何も単純にNCAAトーナメントにピークが来るように、シーズンの経過を観ないでプログラムを組んだりしている訳ではないと思うので、注意して下さい)

連覇をする、それは「常に向上し続ける」ということなのだ、と。それはビジネスの世界でも変わらないのかな、と。進化し、どんどん挑戦し続けるソフトバンクを観て、そんなことを考えたのでした。

この記事を書いた人

東頭 俊典

東頭 俊典

バスケットボールコーチ。 北海道出身。
現在はアースフレンズ東京Zヘッドコーチ