みなさん、こんにちは。
いつもコメントありがとうございます。
さて、今回は先日投稿した「予習と復習」の回の補足です。
意外に反響があり、様々なコメントがHPやツイッタ―に寄せられました。
ただ、文章力が浅く、「伝わっていない」と思ったので補足説明します。
ジョン・ウドゥン・コーチが、「練習時間と同等の時間を練習の予習と復習に割いている」という話をご紹介しました。ここの部分の説明が足りませんでした。
ジョン・ウドゥン・コーチは、年間のスケジュールなども詳細に決めるタイプのコーチで、練習内容もそんなに日によって全く違うような劇的な変化を好むタイプのコーチではなかったようです。だいたいの練習の流れやドリルはどうやら決まっていた。。。
そのコーチが、2時間の練習に準備するのに、2時間、振り返りをするのに2時間費やしていた、ということです。
たくさんの指導者の方達とお会いしたりするなかで、「あの選手はここが弱いんです。。。」「あの子がピボットをもう少し上手く踏めたら。。。」という話をよくお聞きします。ジョン・ウドゥン・コーチはこういった詳細を全て記録して、全体練習が始まる前の時間で個人ワークアウトをして対応していたみたいなんです。
つまり、問題があったら、それに対して出来ることを全力でやる。そのための予習と復習を欠かさない。練習で起こった小さな出来事も見逃さず記録しておく。その対応を欠かさずする。その繰り返しが13年間で11回優勝という偉業を生んだのではないでしょうか?(2番目に最も多く優勝したのはケンタッキー大のアドルフ・ラップ・コーチと今年優勝したデューク大のマイク・シャシェフスキー・コーチの4回です。11回優勝というのがどれだけの偉業だったのかがわかる数字です)
選手からの信頼も高くなりますよね。前の日に少しでもわからない顔をしたり、疑問に思ったことをコーチ陣が見逃さず対応してくれたら、どんどん上手くなるだけでなく、信頼関係も変わっていくと思うのです。
時間の制限があるのはわかっています。
でも自分が同じ時間を持っていても、2時間の練習に対して、2時間の準備と2時間の振り返りを本当に毎日やり切れるのか?どんな振り返りをしていたのか?
そんなことを考えながら、練習メニューを作成したり、振り返りを行うことを意識しています。
慣れてくると段々と要領がよくなり、時間が短くなってきましたが、でも、ジョン・ウドゥン・コーチのこの習慣を忘れないようにしたいと思います。
惰性にならないよう、選手をいつも新鮮な目でみながら、小さなことを見逃さないよう、指導出来るコーチを目指していきたいと思います。