みなさん、こんにちは。
いつもコメントありがとうございます。やっぱりみなさん、すごく勉強されているし、選手への愛情をすごく感じます。見習いたいと思います。
さて練習メニューの作り方について。
いつもクリニックや教室、どこの指導に行ってもかかさず行っていることがあります。
それが予習と復習。当たり前?確かに当たり前ですが、その際心がけていることがあります。
ジョン・ウドゥン・コーチは、練習メニューを作るのに、練習時間と同等の時間を割き、練習の復習にもまた同等の時間を割いていた、と聞きます。「スタッフをどこにおくか?」「より円滑に練習を薦めるためにはどこにいくつボールがあって、どのようにローテーションするべきか?」など、こと細かく決めていたそうです。全てのスタッフが練習メニューの詳細を書いたメモを持っており、練習は恐ろしいスピードで進められていったのだとか。。。
「プロだから出来る」と言う方もいらっしゃると思います。確かにその通り。
ですが、一方でそれくらいの努力をすれば、もっと良いコーチになれる。知識や戦略などよりもむしろそういった地道な努力が大切なのではないか、という部分も常に心得として持つようにしています。
とは言っても、現実仕事もあるので簡単にはいきません。
そこで、私は「型」作りをしています。
詳しいことはWBCのトレーナーも務めたシアトル・マリナーズの森本貴義さんの「一流の思考法」という本を参考にしてもらえるとよりわかりやすいと思います。
簡単に言うと生活習慣に組み込んだり、いろいろな物を「パターン化」することで習慣化をはかる、というものです。
私は練習や試合の中で、チェック項目を決めてしまって、それに関して予習・復習をする、ということを目指しています。チェック項目以外の気になることは「Memo」という風に記録します。
チェック項目は日立の時からずっと修正を繰り返しています。「設備・環境」、「コンディショニング(メンタル、フィジカル、モラル)」、「練習メニュー」、「伝達方法」、「コミュニケーション」、「成果」、などなど、いろいろですね。まだ未完成ですので、これはまたそのうち(10年後くらいでしょうか?)。
ここ数年は、メニューはエクセルのファイルで管理しています。マスターの記録用紙を作ってしまえば簡単にコピーできるのと、一つのファイルに何百枚も記録出来るメリットがあるからです。
ドリルの図などの挿入に手間がかかるのが難点で、結局紙にプリントしてファイルする、ということもしたりと試行錯誤中です。やはり見やすかったり、メモを書き込みやすい紙媒体のメリットは捨てられないな、という感じです。
試合で気付いたことや練習の中でも特に重要なことは別にノートを用意して記録しています。試合観戦などをした時もこのノートに記録するようにしています。
今のところそのような感じですね。。。
① 予習・復習をしっかりとすること。
② そのための”型”を作ること
これを大切にしている、というお話でした。
“Failing to prepare is preparing to fail.”
(準備に失敗することは失敗の準備をすることだ)
とはジョン・ウドゥン・コーチの有名な格言です。
結構失敗の準備してしまうことも多いですが、大切にしている言葉です。
みなさんはどのような工夫をされていますか?