Attacking the paint ~指導方法③~

みなさん、こんにちは。

今日は先日の投稿の際、ちょっとお話したドリルの説明です。

以前もしたかも知れませんが。。。

アメリカに行って、ストリートバスケをやったことがある人なら誰もが知っている”21”というゲーム。

すごくシンプルなゲームで、何人でも出来ます。

まあ真剣に練習っぽくするなら5~6人が一番最適かと思いますが、20人とかで昔はやってたのを思い出します。

ルールは簡単。ハーフコートで行うゲームです。

リバウンドを取った人がオフェンス。残りの人は。。。全部ディフェンス。

ラインもファウルもほぼ関係無しの仁義なき戦いです。

シュートを決めたら、2点は2点、3点は3点。そして、シュートを決めた人はフリースローを打つことが出来ます。これは1本1点で、3本連続入れたら、またその人がボールを持って、トップオブザキーからオフェンスをする権利がもらえます。最初に21点入れた人が勝ち、というルールなので”21”と呼ばれています。

これだとダブルチームの破り方や、ゴール下のシュート、ブロックショットの仕方から、リバウンドの取り方から、ルーズボールの使い方など様々なことを学ぶことが出来ます。

こういうゲームを年齢や経験無しにどこでも体感出来るアメリカと、同じカテゴリーの選手があつまって、きちんとしたコーチがいる場所で、”正しい”バスケットボールをしなければいけない日本では、プレイヤーの知識や判断力も変わってくるのかな、と。そう思います。

これがサッカーで言う、「テクニックはあるがサッカーは下手な日本人」という現象を生み出している気がしてならないのです。

例えば、アメリカの本や練習を実際に観たことがある人なら、そのシステマチックな練習に驚かれた方も多いのではないでしょうか?選手は機械的にドリルをこなし、ダメなら罰走を繰り返す。そんなチームは結構多いです。

またそのようなチームからドリルだけ持ちかえってくるコーチも多いような気がします。

ですが、こういったストリートや”21”などで、ドリルで培ったテクニックを実際に試す場があるアメリカと、試合の中でしか試せない日本では、ドリルの効果はどのくらい違うでしょうか?

例えば、”21”の中ではエアボールなど続出です。でも1対5とか、1対15でやっている以上、どんどんシュートを打たなければシュートすら出来ません。日本で試合の環境でフローターをエアボールなどしたら、試合に出れないかも知れないですし、それこそ、「そういうシュートを打つなら、練習しなさい!」と薦められて、永遠と100本、200本と練習をしなければならないかも知れません。でも、そういった反復練習をいくら繰り返しても、「間合い」というのは習得出来ないと思うのです。とにかく使ってみて覚えるしかない。

そういった面では、アメリカのドリルのみを持ちかえってくることにも警鐘を鳴らす必要があるのかも知れませんね。。。

この記事を書いた人

東頭 俊典

東頭 俊典

バスケットボールコーチ。 北海道出身。
現在はアースフレンズ東京Zヘッドコーチ