Balance

みなさん、こんにちは。

今日はバスケットにおける”バランス”について。

バスケットの指導って本当にいろいろな”バランス”が関係してきますよね。

自分が指導の時にも、すごく強調する部分が、

パワー・ポジション、いわゆるボディ・バランスと、フロア・バランス、つまり他の選手とのスペースのかねあいの2点です。

自分の身体をしっかりコントロールするために欠かせないのがボディ・バランスですし、ディフェンスに一人で二人守られないようにするために、絶対に必要になってくるのが、フロア・バランスです。

ちょっと高いレベルの選手に個人指導する時には、”仕掛ける技のバランス”も結構話をします。

圧倒的なアドバンテージがあって、毎回同じ技でねじ伏せられる場合以外は、同じ技を使うのではなく、こちらが何を仕掛けるかわからない心境にディフェンス(オフェンス)をさせれば有利だと。

アイザイア・トーマスがマイケル・ジョーダンについてそんなことを言っていました。「マイケルは絶対に同じムーブをしない。同じように見えるが、若干の違いや小さなフェイク、タイミングが違うんだ」的なことをコメンテーターになった時によく話してた気がします。

毎回毎回同じ技で行くのではなく、(それが出来る能力がある選手であれば)ある時はこれ、またある時は違うムーブ、違うタイミングで、相手にこちらが何を仕掛けるか、何が得意かわからないようにして的を絞らせない。もちろん、ディフェンスの弱点をついていく訳ですが、いろいろな引き出しを持つように。そんなことを話します。

コーチについて話をする時も、いろいろな”バランス”ってありますよね。

”あのコーチはバランスが良い”って言葉をよく聴きます。「怒る時と、選手を笑わせるバランスとタイミングが絶妙で勉強になる」とか、「細かくやる時と、おおざっぱにまとめて選手に任せる時のバランスが良い」とか。

バランスっていうか、匙加減。この辺がやっぱり同じオフェンスやディフェンスを教えても、選手のレスポンスがコーチによって変わってくる大きな要因なんでしょうか。

プレスやゾーン、戦術などももちろん必要だけれど、そればかりで頭でっかちになってもいけないし、足を鍛えると言って、それだけやって、駆け引きや戦術がまるで無いのも、結果を出すためには難しいかも知れません。そういったバランスも大切。

バスケットを教える中で、学校の部活動なら、礼儀やバスケットを通して学べるチームワークや、自己鍛錬の大切さとか、そんなことも理解し、身につけて欲しい。そういうことを教えることも大切な一方で、バスケットをしっかり教えるっていうことも大切。

何事もバランスなのかな、と。

練習を観に行くのが結構好きですが、同じこと教えるにも、違う言い方だったり、ドリルだったり、コーチによって変わってくる所が好きです。

同じ言葉を使っていても、強調の仕方が違えば選手の反応も違いますし、時間の掛け方、練習の進め方、いろいろ違いますよね。

違うのはこういう匙加減とか、バランスが一番違うような気もします。

なんだかたくさんのこと書いてしまいましたが。。。

そういえばJohn Woodenコーチも、「バランスは重要。おそらく人生の中で一番重要な単語かもしれない」とおっしゃっています。。。

仕事とプライベートとかのバランスも大切なんでしょうね~。。。

めちゃめちゃアンバランスですね。自分(笑)。

少し考えようっと。