バスケットボールの勉強法①

みなさん、いつもありがとうございます。

今年もみんなで頑張りましょう!!!

さて、最近メールでも直接でもこんなこと聞かれます。

「どうやって勉強すれば良いですか?」

こうやって書いているから、「勉強している」ってイメージを持って下さっているのかも知れませんが、僕自身はまだまだ学ばなくてはならないし、自分よりよく勉強されている方って周りにたくさんいるんです。だからなかなか良い答えは出来ないかも知れないのですが、自分なりに聞いたことだったり、これまで感じたこと、例によってシリーズでちょっとまとめようかなあ、と思います。少しでもご参考になれば、と思います。

① 興味を持つ

勉強する方法って、いくらでもあると思うんです。試合を観ても良いし、練習を見学しても良いし、本を読んだっていい。他スポーツの練習を観ることだって、いろんなレベルや種目のコーチと話すことだって、芸術みたり、職人さんの仕事をみたり、その仕事に感動することだって、勉強だと思います。

一番大切なのって、「すごい!」って思えるバスケットに出会うことなのかなあ、って思うんです。

自分が感動出来る、好きだと思える、「こういうバスケット追いかけたい!」って心から思える何かを見つけること。。。

それは自分の教えているカテゴリーの強いチームでも良いかも知れないし、NBAとかヨーロッパのバスケットだったり、世界選手権のどこかの代表チームでも良いと思うんです。

まずはそれを見つけることが一番かな、って。

選手からすれば、好きな選手を見つけることから始まるように、コーチも好きなチーム、好きなコーチを見つけることから始めるべきかなって、そう思います。

② 追いかける。

興味を持つ、面白いバスケットに出会ったら、とにかく見れるだけ、そのチームの試合を観ます。そして、集めれるだけの情報を集めます。コーチが本を出しているなら、本を買います。そのコーチの下でプレイしたことのある選手がいたら、その選手に話をたくさん聞きます。そのコーチがどこかで講習やクリニックをするなら、経済的に許すなら行ってみます。もしチャンスがあるなら、直接お願いして、練習を観に行っちゃいます。

でも、順番は間違える人がいるようなので気を付けて下さい。

「みんながすごいと言っているから」という理由でたいした下調べもせず何も知らずに、「直接練習見せて下さい」とか頼む人もいるようですが、それだと頼まれる側も、気持ちが伝わらないようです。やっぱり手に入れられる情報はせめて事前に手に入れて、それでもやっぱりどうしても観たい!!!って、そこまで行かないと先方には気持ちが伝わらないようです。

就職活動で、志望する会社の下調べを一切せずに面接に行って落とされるのと一緒ですよね。しっかり日経やら新聞読んで、現在のその会社の状況とか、そういうことしっかり調べてから、それでもどうしても話が聞きたい!!!って、溢れんばかりの想いをぶつければ、結構通じる気が自分の経験からはします。

まずは自分の目で観て、「面白い」って思えるバスケットを探す。

その後は自然に、心に負荷をかけずに勉強出来るものだと思うので。

「好きこそものの上手なれ」って言いますがまさにその通り!

逆に「こうやって勉強しろって言われたからやってみる」というスタンスだとどうしても苦しくなってしまうものなので。。。

そういえば、以前日経新聞に日立の当時の社長の座右の銘で「仕事は好きになるまでやれ」ということが書かれていたことがあります。

このスタンスだと、本当に職人さんですよね。

「好きなことを見つけられるまで、その良さがわかるまで、徹底してまずその仕事に接する」

この考え方も好きですね。。。

「好きを見つけてから」というのと、「好きを見つけるまで」っていうスタンスの違いはあるけれど、「好きが”力”になる」っていう所は共通すると思うので。。。。

「好き」で始まった場合でも、集めた情報を全部観たり、整理したり、まとめたりするのって、結構面倒になってきます。でも、それを頑張ってやっていくと、その作業自体が楽しかったり、その価値がわかってくることっておうおうにしてよくあります。そうすれば面倒だったその作業自体も「好き」になれる。。。

日立の社長の座右の銘もそういう意味な気がします。