みなさん、こんにちは。
12月19日に愛知県愛西市の海部教友会青年部の学習会に講師と招かれて、「伝わるコーチング」について、お話をさせて頂きました。
自分のHPをくまなく読んで下さっている田畑先生という方が声をかけて下さり、今回の会が実現しました。
駅に迎えに来られた瞬間から、「HP読み込んでいます。僕たちの合い言葉はJohn Woodenの”準備に失敗することは失敗の準備をすることだ”です。」と来たので、いきなりプレッシャー感じました(笑)。
これ、かなり前に書いたことですし、これは相当読まれているな、と。。。
なんだか嬉しかったですが、自分ももっともっと勉強しなければ、と思いました。
いつもはバスケットの指導者、それも自分より年上を相手にお話させてもらうことがほとんどですが、「青年部」ということで、今回は自分より年下がほとんど。それもバスケット指導者以外も多く、いろいろな意味で新鮮な講習会でした。60名近くの多くの方が平日、それも月曜日の夜にも関わらず出席して下さり、熱心に話に耳を傾けて下さいました。少しでも皆さんの指導の役に立つお話が出来ていれば嬉しいです。。。
講習会でもお話させて頂いたのですが、最近サッカーの長友選手の「日本男児」を読んでいます。
その中に、長友選手がやや荒れていた中学時代の指導者の話が出てくるんですが、その方のサッカーの指導のことなど書いてないんですよね。「長所を伸ばすタイプの指導者だった気がする。。。」程度なんです。
でも、熱くいつも心に届く言葉をぶつけてくれたこと。荒れていた自分と正面から向き合ってくれたこと。あともう少しで全国大会への出場を逃した中学3年の大会後は選手達に「駅伝」参加を促してくれたこと。そこでそれまで走れなかった長友選手の走力がめざましく伸びたこと。。。
今のインテルでの活躍だって、この先生がいなかったらきっと無かったと思うんですね。
だとしたら、その後長友選手が出会ったどんな指導者よりも、この中学校のコーチとの出会いが長友選手にとっては重要だったと思うんです。
いろいろな方に言われるのは、「日本代表のコーチってすごいね」とか、「自分はバスケットは素人だからわからないんです」などなのですが、選手にとってどのコーチがどんなきっかけになるかはわからないし、上の年代やカテゴリーのコーチだから”えらい”という訳ではないと思うんです。
名コーチというのは、バスケットボールの知識だけでは無い気もしますし、本当に一概には言えないと思うんですね。
だからこそ、こうした講習会での出会いの一つ一つって実はどんな名コーチ、名指導者に会っているかわからない訳で、自分にとっては非常に大事な機会だなあ、と。
そんなこと、考えて講習会しています。