読書術:”同じトピックの本を数冊買って読み進める”

『本を読むコツってありますか?』
よく受ける質問の中に読書のコツ、があるのでいくつか自分のやり方をご紹介しますね!

一つは「同じトピックの本を数冊買って読み進める」こと。

例えばタイムマネージメントの本を買うとします。きっとスケジュール管理がうまくいかない、時間をうまく使えない、やりたいことが進まない、とか、何かしら自分を「向上させたい」「変えたい」から、きっとこうしたビジネス本を読んだりすると思うんですね。
でも、実際読んでいくと、結構「自分の仕事の分野と違う」とか、「このやり方は合わないかな」とか、読み終わる前に、または本に紹介されている何かをトライする前にいつの間にか読まないで本を置いてしまう、ってよくあると思うんです。
自分はこういう時、同じトピックの本を3〜5冊、まとめて買うようにしています。飽きたり面白くなかったら、次の本に一旦すぐ乗り換える笑。

書き方やまとめ方で全然頭に入ってくる印象が違うこともありますし、自分が面白くない、と感じるやり方は自分もやらないようにする、と考えれば、デザインや校正、まとめ方の勉強にもなります。本から一方的に学ぶ、というよりちょっと斜め上から、評価しながら読んだりすると、書かれている内容だけじゃなくて、より広い視野からその本を捉えられたりします。

本題に戻りましょう。同じトピックの本を数冊読み進めていくと、みんなが同じことを言っているいわゆる『ゴールデンルール(黄金律)』みたいなものが浮かび上がってくるんです。例えば本を書かれている方のキャリアって多岐に渡ります。弁護士もお医者さんもバリバリの外資系サラリーマンも予備校の先生も、どんな方が書いている本かわかりませんが、同じトピックで書いていると当然その経歴によって違いが出てきます。ですが、不思議なことにみんなが全く同じようなことを言っている、そんな部分が必ず浮き出てくるんです。
それを見つけることに全力投入する。
まるで『宝探し』みたいな感じで読書する感じです。

そうすると割と、「タイムマネージメントならこれは絶対にみんなが大事にする“常識“なんだ」と理解することができるので、1冊の本に書いてある20くらいのテクニックを丸暗記することなく、“タイムマネージメントの黄金律“が浮かび上がってくる感じです。

忙しいからこそ、色々な本から大切なことだけを得る。
皆さんもぜひ試してみてください。
*4月から本を全てiPadに集約して本を持ち歩く代わりにiPadを常時携帯しています。何ごともまずはTRY!