ジョン・ストックトンとゴール付近のシュート

(日曜日に”オフショット”挟みましたが。。。)

勢いにのってしまいました。

ゴール下シュート続編。

ジョン・ストックトン知らない人は。。。グーグルで調べて下さい(だんだん手抜きになっています)。

実は彼の大ファンで、アメリカにいた時ちょうど、ブルズと2年連続ファイナルで戦っていたこともあり(97年、98年)、相当試合を見たんですね。このストックトン、相手の裏をかくのが上手い選手で、UCLAカットから、ゴール下に飛び込んで得点を量産していました。でも、絶対に右手でしかシュートを打たない(笑)。

両手を使えるに越したことは無いのですが、”確率の意識”は必要なのかな、と個人的には思っています。ゴール付近のシュートで両手のレパートリーを増やすことは大切だと思います。ただ、自分の「得手・不得手」をわかった上でプレイを選択出来るようにしなければならないのかな、と思います。私が教えている選手には、フローターやティア・ドロップなどのシュートは両手の練習をする無い、と年齢によっては断言するケースがあります(若い世代ほど、両手を使わせるようにしています)。逆に、「50cm遠い所から踏み切って、右手の方が確率が高いなら、右手を使いなさい。どちらの手でシュートを打つかが大切なのではなく、如何に確率良いシュートを打てるか、またディフェンスとの間合いをずらせるか、が一番大切なのだ。」とそう教えています。

右手で行ったらブロックされる間合いなので、左からフックシュートを打ちます。入るなら良いですが、リングからの距離はかなり限定されてくると思うんです。であれば、右手でもっと遠くから踏み切って打ってしまって、確率がその方が高いなら、良いではないか、と。

要は入るか入らないかなのだと。。。

当たり前なのですが、「この時は右フック!」「左フック!」とか教わっている選手は、怖くないな、と。自分で考えずに工夫せず、機械的なプレイをするのであれば、プレイを読んでさえしまえば、対応できますから。。。ストックトンは左手で打たないといけない間合いだったらバックシュートに行ったり、その前のドライブのコースを上手く変えて、ブロックされないように工夫していたんですね。「自分のプレイにあった身体の使い方、ドライブの仕方」を熟知していた、というか。。。

スパーズのトニー・パーカーがフローターを左手でフリースロー付近から打っても絶対怖くないと思うんですね。。。(入ったら怖いですが。)もちろん使えるにこしたことの無い両手なのですが、あまりにこだわり過ぎるのも、いけないことなのかな、と。。。

うまく表現出来ていないかも知れませんが、確率にこだわって「間合いを読む」能力を身につけることの方が、大切なのかな、と、そう考えています。