専門用語いろいろ: POB編

ユタ大学でコーチングを学んだ際、しきりにPOBという言葉を聞きました。どうやらピック&ロールのことを言っているようなのであとでアシスタントコーチに聞くと、”Pick on the Ball”の略で”POB”だと言うんですね。「ピック&ロ―ルと同じだよ」と教えてくれました。良く考えた所、ピック&ロールとは、ピックした後、スクリーナーがロールする訳で、ピック&ポップもあるし、スリップもあると考えたら、Pick on the Ballが正しく、その後の動きとして、ロールやポップ、スリップがあるのだな、と。なるほどならば、「ピック&ロール」ではなくて、「ピックオンザボール」が正当だと、納得しました。

ちなみに当時のユタ大学のヘッドコーチはRick Majerus氏(現在はセントルイス大学で指導中)でNBAではデンバーナゲッツのヘッドコーチのGeorge Karlや今年6月に50年のコーチングキャリアに幕を閉じたDel Harris, ゴールデンステイトウォリアーズのヘッドコーチDon Nelson(Sr.)と仲が良いようで彼らはこのような用語を使うようです。

他にもいろいろ面白い単語を使っていました。”Jordan Cut”(ダウンスクリーンを受けてボールにミートするいわゆる”ストレートカット”でボールを受ける瞬間に少しカールする。言わずと知れたあのMichael Jordanが(Rick Majerus曰く)得意なカットということでこう命名したのだとか。。。)とか、ユニークな名前から、”Duck Back”、”V Back”、”Utah Back Pick”、”Ball is in 7”、”Toes to 3”、”Banana Cut”、”Hornacek Cut”...説明するのが面倒なくらい、とにかく専門用語が多かったです。日本人も略語を作ったりよくしますが、アメリカ人でもいるようですね。

今日はとりあえずPOBだけご紹介。ちなみに現在はPick on the Ballだとわかりづらいので、日本では私はオンボールスクリーンと呼ぶようにしています。将来もしどこかでヘッドコーチになれたら、POBで統一したいです。。。

この記事を書いた人

東頭 俊典

東頭 俊典

バスケットボールコーチ。 北海道出身。
現在はアースフレンズ東京Zヘッドコーチ