【質問回答】 〜バスケットの勉強の仕方〜

みなさん、こんにちは。いつもありがとうございます。今日はTwitterの質問箱にいただいた質問にお答えしようと思います。(しばらくずっと自動で流れていたらしく。。。失礼致しました汗)

『この時期、どうやってバスケットボールを勉強すればいいですか?』

これは結構情報が溢れている今、とても難しい質問で、迷うところですね。NBAの試合を見ればいいのか?ユーロリーグか?Bリーグ???そもそも「勉強」ってどうすればいいの???本を読む?コーチ動画?スキル動画?戦術…?笑 情報が溢れる今だからこそ、迷うし、難しいと思います。今日はアナログ時代から自分が教わったことで、今も心がけていること、そして現代社会でも充分に参考になる方法を二つ、皆さんにご紹介したいと思います。

「型を身につけろ!」

まず一つ目は “一つの型を身につける”こと。 本であれば分厚い指導本を一冊これ、というものを決めてしっかりと読み切る。戦術の本ならそれをまず一冊しっかりと読み切ること。他にもある1チームのことを知りたい、と思ったのであればそのチームを1シーズン分追いかけて自分なりに分析をしてみる。自分がコーチならどうするか、とかどこが問題でどうアジャストすべき、とか。それの繰り返しをすることで段々と実際のコーチがどうアジャストしていくかも見えるし、相手チームの対応も見えてくるものなんです。 

そして二つ目は “毎オフシーズン、テーマを決めて、何か一つのジャンルをその道のベストに教わる”こと。 これはプロチームのコーチや、学校の部活の顧問としてチームを指導しているコーチの皆さんにお薦めします。実はこれ、昔UCLAでコーチをしていたジョン・ウドゥンコーチが毎シーズン、実践していたことなんです。彼は毎シーズンオフに一つテーマを決めて、徹底的に勉強をしていたそうです。そして自分で考えもしますが、その道で一番詳しい人や成功している人に素直に教えを乞いに行っていた、と言うのです。知り合いじゃなくても勇気を出して直接連絡をする。リバウンドならリバウンドで一番成功しているコーチ、ゾーンならゾーンで有名なチームのコーチ。プロ、大学、高校、男子・女子、そんなジャンルを問わずにとにかく教えを乞いたそうです。「自分は有名じゃないから無理」なんて決めつけなくても、大丈夫。意外と自分から手をあげて歩み寄ると、コーチは快く手伝ってくれるものです。自分もこの夏、ちょっとだけ知っているアメリカの大学コーチに質問があって連絡をしたところ、なんとクリップをわざわざ整理して送ってくれました。もちろん、「礼儀」はあります。相手が有名であればあるほど、どうやって熱意を伝えるか、とか失礼に当たらないか、とか考える必要はあります。断られること、無視されることもあるでしょう。でも自分の経験上、きちんと礼を通して(*注「礼を通す」というのは「敬語を使えばいい」というものではありません。自分の熱意やなぜその人物に連絡を取っているか、そんなことをしっかりと相手に失礼にならないように、また相手の負担にならないように伝える。。。いろんな人がいるから「これが答え」というやり方はありませんが、誠意とか熱意、などは国を超えて通じるものなので、勇気は持って欲しいです)、伝えれば通じるところはある、と自分は信じています。一番大切なのはやはり最初に熱意を持って飛び込む勇気かな、と思ってます。

ということで、皆さんもまずテーマを一つに絞って、大きな本をこの際手にして読んでみる、とか、何か今チームに必要なこと「一つ」を絞って、勇気を出してその分野に詳しい人に連絡をして勉強してみる、というのはどうでしょうか?

ぜひトライしてみてください!応援しています!

(東頭コーチ談 スタッフ書)