コロナ時の対応策について

みなさん、こんにちは。いつもありがとうございます。

6月からは、体育館での練習を再開することができています。相変わらずコロナウイルスの影響でかなり厳しい制限はついていますが、少しずつ少しずつ…選手たちの体を戻しているところです。
少しはみなさんの参考にもなるかもしれないので、今我々がどのように対策をして練習を進めているか、ということを今回は共有したいと思います。

東京Zとしてのコロナウイルス対策

まずやっていることは徹底的な検温です。朝練習に来る前、家で検温をし、その時点で平熱より高い場合は事前連絡。練習会場についたら再度検温、とまずは検温の徹底をするようにしています。
手洗いうがいアルコール消毒等についてはもちろん徹底していますし、選手はマスク着用。スタッフはマスクと手袋をして練習に参加するようにしています。ソーシャルディスタンスもしっかりと保ちながら練習を進めているという状況です。
(選手たちについては、マスクをしたままの運動は熱中症のリスクも高まります。そのため運動強度の調整はもちろん、一般の公共施設を使っている場合、そこのルールに則る、というのを基本にしています。施設によっては運動をしている選手のマスク着用が義務付けられていないところもあるのでそこはケースバイケースです)。

練習の強度コントロール

続いて練習の強度ですが、6月最初は自重で身体をしっかりコントロールできることを目的に練習しました。急な激しいトレーニングは怪我のリスクも心配されます。我々はBリーグの中でも一番最初に自宅待機という手段をとったので、余計に期間があいていたため、まずは「自分の体をコントロールする」というところから始めました。
例えばジャンプストップ、ストライドストップとか、一歩目の走り出し、一歩目の突き出し、ピポット、ジャブステップと等のオフェンスのフットワークを徹底的に練習しました。「スパーズのグレッグ・ポポビッチコーチはいつもプレシーズン、そこから始める」と、以前、吉田修久コーチ(現在渋谷サンロッカーズ:パフォーマンスコーチ。元サンアントニオ・スパーズパフォーマンスコーチ)に以前教わったことがあるので、それを自分なりに今のうちのチームの戦術に合うように整理をしてやっていました。

松原S&C

東京Zではいつも松原ストレングス&コンディショニングコーチが運動の強度を設定して、このレベルでやってください、という指示を出してもらうようにしています。全部で10段階。数が大きくなるほど強度が強くなります。最初は「4」の設定で練習を組んでも、選手は6か7くらいに感じてしまう感じでした。やはり丸2ヶ月のブランクが大きいので少ない負荷でも身体へ感じる負荷は選手にとっては最初はかなりきつかったらしく、その状況がどのくらい続くのか正直予想がつきませんでした。フリーも含めて週4〜5回で練習を再開して3週目に入ってきてようやく、こちらがかけた負荷に対して予想通りの負荷が出る、去年と同じくらいのところまで戻ってきたのかな?と感じています。データをしっかり取ることの重要性を身に沁みて感じた期間でした。

ようやく最近は、リアクションの練習を組むことができるようになってきました。相手が何をするか分からないような状況下でリアクションを早いスピードでできるようなところまで持ってこれたという感じです。

この記事をご覧いただいているみなさんはどのような対策をして、どのような強度コントロールをしているのでしょうか?しっかり様々なことに気を付けながら、元に戻していきましょう。健康第一で!

では、また。

(東頭コーチ談 スタッフ書)