試合を観る

みなさん、こんにちは。

いつもご愛読ありがとうございます。最近は毎日更新は無理ですが、2日に一回くらいのペースでは更新出来ています。出来る範囲で頑張りますので、これからもよろしくお願いします。

さて、バスケットの勉強法ってたくさんあります。

練習を観に行ったり、本を読んだり、他のコーチと話をしたり、一流選手と話をしたり。。。

あとは何と言っても試合を観る。

アメリカでコーチになるために、選手あがりでは無い人は、

「マネージャー」

⇒ 「Graduate Assistant(大学院に通いながらサポートする人)」

⇒ 「Administrative Assistant Coach(旅行や遠征の手配をする人)」

⇒ 「Film Coordinator(スカウティングやビデオの分析専門の人)」

⇒ 「Assistant Coach」

と、学生マネージャーから徐々に階段を上って行くような構図がありますが、やっぱりアシスタントコーチの方々が口ぐちに言うのは、「Film Coordinatorの時の経験がすごく勉強になった」ということです。ただ試合を観る、ということもそうですが、その試合の分析の仕方や、まとめ方、選手への見せ方などが、すごくコーチングに役立つ、ということだそうです。

今年はたくさんの試合を観ることが出来ています。特にこれまであまり観る機会の無かった中東の試合を多くみることが出来ましたし、世界選手権もかなりの試合数を観ることが出来ました。

実際に観たりしていると、話で聞いていたり、イメージしたりしていたものと随分違うことってあります。これまたオシム監督ですが(最近毎日読んでいるので(笑))、「日本人は自分達を過小評価しやすい」というようなコメントをされていました。実際に試合を観たり、相手を知らずに、「日本人だから、リバウンドが取れない」とか「ペイント内ではシュート出来ない」とか、思いこんでいる部分、自分はあった気がします。

こういう”コンプレックス”的な物事の捉え方ではなく、実際にちゃんと観てみると、しっかりと力強くボックスアウトしても取られるリバウンドなんて、一試合に数本あるか無いか、という気がしましたし、ペイント内で落としているショットは、国内の大会、学生の大会など、外国人選手がいないような試合でも落としているショットなんだって、気付けることが出来ました。

単純にスキルやディサプリン(訓練、規律、うーん、訳が難しいですが、オシムはそのまま使っていたのでそのまま使ってしまいましょうか(笑))を向上すれば、全然通じてくる部分がある、って素直に希望を持てました。

「試合を観る」って単純なことですが、やっぱり基本だと。絶対評価も大切ですが、やっぱり周りとの戦いですから、正しい相対評価をするためにも、しっかり相手を知ること、また指導をする際に、やっぱり周りの国のレベルや傾向をしっかり知っておくことって大切なんだと改めて思いました。もっともっともっといろいろなスタイルの試合を観たい。今はそんなこと考えています。

PS

10月20日、昔の親友の誕生日です。

しばらく会ってないけれど、元気にやってるかな?

ようちゃん、誕生日、おめでとう~!!!

元気にやっていること祈っています!

あと、10月20日、尊敬する友人の亡くなったお父さんの誕生日だったそうです。
すごく刺激を受けたり、良いエネルギーをもらえる大切な人ですし、家族全員がすごく温かく、素敵な一家です。
改めてご冥福をお祈りします。。。