秩序のある無秩序

みなさん、こんにちは。

いつもコメントありがとうございます。

特に昨年から結構いろいろな所に行って、バスケットの指導の見学したり、実際に指導させてもらったりさせてもらっています。

よく話が出るのが「うちの選手は優しいから、一生懸命やらない。争わない。特に最近の子は当たりに行かない」というような”当たり”とか”タフネス”の欠如です。

これ、結構選手によくする話なんですが、人ってもともと競争心とか、闘争心とか旺盛だと思うんです。でも、一般社会では、それを出すことは禁じられていて、どちらかというとそういう物を抑えることが評価されたり、”成功”だと認識されると思うんですね。

STEALは盗む、FAKEは騙す、ですから、社会でやったら犯罪者になっちゃう訳で(笑)。

でも、コート上なら、ルールに則ってさえいれば、それで良い訳です。

そもそもスポーツって、映画”グラディエーター”的な戦いみたいのも昔はやってた訳で、動物性の解放というか、フィジカルなぶつかり合いとか、一般社会では無いそういう人間本来の性質を解放する場面でもあると思うんです。

バスケットなんて、そういった動物性や荒々しさと、相手との駆け引きとか、チームメイトとの協力など知性とのバランスを保って行う芸術的な競技だと思うんですね。

負けず嫌いって日本社会では、「大人ではない」というか、「偉いね!」って評価されることって少ないと思うんです。アメリカの社会だと、「He is competitive」とか言って、褒めちゃう所なんです。大の大人が高校生とかつかまえて、「今のはファウルだ!」なんだと、延々と喧嘩しちゃう。でも、アメリカの経営者とか観ても、負けず嫌い全面に出している人多いと思うんですね。

教室やコート外では、礼儀正しさ、慎ましさ、そういったことは大切にしていきたい。

でも一度コートのあのラインの中に足を踏み入れたら、「動物性を解放」しても良いのではないかと。。。それでいて、「知性と動物性(荒々しさ)」を共存させることが出来るチームが真の”バスケットボールチーム”なのではないかと。。。

バスケットボールのルールという”秩序”の範囲内での”無秩序”は許されて良いし、むしろ奨励されるべきなのではないか、と。。。

そんな話を結構選手にすると、結構頑張ってくれます。

それを観てると、思うんですね。

(荒々しさや男らしさを)「持ってない」んじゃなくて、「出して良いということを知らない」。

持っていることを知らない人も中にはいるとは思いますが、バスケットボールっていうスポーツやっている人はどんなレベルであれ、「勝ちたい」とか「隣の人に負けたくない」っていう意志は持っていると思うんですね。あくまで個人的な意見ですが。。。

「動物性の解放」。。。

「知性との両立」。。。

なかなか出来ないけれど、だからこそ面白いって思うんですよね。

この記事を書いた人

東頭 俊典

東頭 俊典

バスケットボールコーチ。 北海道出身。
現在はアースフレンズ東京Zヘッドコーチ