外国籍選手の編成について

みなさん、こんにちは。今日公式から外国籍選手の最後の一人のリリースがありました。
日本人の”奇跡の編成”については先日チームの公式ホームページにて書かせていただきましたが(下記リンク参照)そこではあまり触れていなかった外国籍の編成について今回お話させていただこうと思います。

アースフレンズ東京Z 公式HPより

さて、今日発表になった最後の外国籍選手、バーンズ選手は、bj時代に横浜、沖縄で優勝を果たしていて、近年は西宮での活躍経験のある選手です。彼にオファーした理由は上記のコラムでも説明した三本柱に則っています。

編成の三本柱

今回の編成の柱として『継続性・コアグループ』『勝ちを知っているベテランの獲得』『新戦力の獲得』を考えました。昨シーズンの後半、やっとチームが出来上がってきた段階でコロナウイルスの影響でシーズン中断。ですが、イシュマエル・レーン選手とナンナ・エグー選手は最後まで日本に残り、先行きの見えない中でもプロ選手として最後まで戦う準備をしてチームを支えてくれていました。ナナに関してはシーズン最初からチームにいてシステムをよく理解していたし、何よりディフェンスでコミュニケーションをしっかりととる選手です。基礎的な練習もきちんとやり切るというところがあり、その上でチームメイトをよく叱咤激励してくれます。時には厳しいことも言うし、優しく支えてくれるところもある選手でした。本人自身も向上心がとても強く、去年はキャリアで一番スリーポイントを打って、また一つ成長した、と実感しているようです。今シーズンは更にステップアップしてもらうために、彼の持っているスキルをもっともっと活かすようなシステムを考えています。
イシュマエル・レーン選手は、1997年生まれの23歳。今季の東京Zには5人、1997年生まれがいます。久岡選手(早生まれ)、髙木選手、栗原選手、紺野選手、そしてレーン選手。若い彼らを伸ばす、成長させることは我々のミッションでもありますし、本来B2のチームが行わなければならないことだと我々は感じています。レーン選手との契約によって、外国籍3名中2名が継続、となり、昨年のスターター5名中4名と契約更新となり、継続性を実現。昨シーズン終盤の勢いをそのまま今シーズンに持ち込もう、と考えました。

勝ちを知るベテランの外国籍選手

そして勝ちを知るベテランというところで今回ドゥレイロン・バーンズ選手と契約。バーンズ選手に関しては、過去にしっかり実績を残しているということと、彼はガード的な役割のできる選手でもあります。西宮では4番でもプレーしていて、どのチームもミスマッチを攻めてくるのですが、それに対してのディフェンスが非常に上手いということと、スティールも多くリバウンドも重要な局面で取りきれる、貴重な選手です。オフェンスではトランジションでの突破力もあれば勝負強さも発揮できますし、チームメイトを活かすアシストもできます。これまでZは最終的に日本人のみを起点に、とボールを託していた部分を一つのオプションとして彼に託すこともできるし、シューターとして彼を使うこともできる、チームには昨季築いたコアグループに加え、綿貫選手も岡田選手が加わりました。更に日本人ビッグマンで外国籍選手や帰化選手とも渡り合える坂井選手もいることでバーンズ選手のプレーする幅もより大きくなります。試合終盤にこれまでよりも多くの選択肢を持つことが出来ますし、何よりも「勝ちを知る」選手。昨シーズンから継続した7名の選手に加え、新しい4名は全て「勝ちを知る選手」が集まってくれました。若い選手に新加入選手たちがしっかりと「勝つ文化」を継承してくれれば、と期待していますし、外国籍選手の中にも「日本でしっかりと勝った実績のある選手」を招集出来たことはとても大きいと自分は感じています。

まとめ

今回コロナウイルスの影響もありましたが、この編成に関しては、非常に見通しが厳しい中でもフロントがかなりの覚悟を決めてくれたということが大きいです。そしてそこにはスポンサー企業様のご支援やファンの皆さんの応援がありました。皆様の存在や支えが非常に大きかったです。今シーズン、ZはBリーグに入ってから今までで最強のロスターになると思います。周りの補強はかなり上をいっているところもありますし、我々の「最強ロースター」はB2の中で言ったら「最もタレントがあるチーム」にはならないかも知れません。でも、我々は我々らしく、これまで通り若手をしっかり育てながら、ベテランや勝ちを知っている選手たちの経験値をうまく融合しながら、「チームで結果を出す」という方向にチャレンジしたいと思います。今季どんなチームになるかはまだまだ分かりませんが、必ずチーム一丸となって頑張っていくので、引き続き応援を宜しくお願いいたします!

そしてくどいですが、あと最後の一人。。。

自分の中ではとても想い入れのある新戦力の加入なのでどうか楽しみにしていてください。

(東頭コーチ談 スタッフ書)